文(ブン)

34歳にして昔の恋愛を急に思い出し頭がおかしくなり小説を書いた。1年半ほど経過して感情…

文(ブン)

34歳にして昔の恋愛を急に思い出し頭がおかしくなり小説を書いた。1年半ほど経過して感情が凪になり、友人と遊んだり本を書いて売ったりすることが楽しい時期になっている。ハロプロが好きです、twitter→@warashibecho_ja

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  • アイドルのこと

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    映画をみて連想したことを書いています。どんな映画だった他者へ魅力を伝えるため、というよりは、映画を通じて自分のなかのどういう感情が動いたか、何を連想して自分が何を思ったかを書いて忘れないようにするために書いています。

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文学フリマ大阪に参加しました

文学フリマ大阪in天満橋OMMビル。出店してきました〜。 これのために新刊を追い込み制作。入稿した翌朝発熱しコロナになって、一応は熱も下がって自宅療養期間明けてたからイベント出たのだけど、本調子でなく顔が青白い。死ぬ気で書いた新刊「ユニコーン」にはきっと念がこもっているであろう。 恋愛でおかしくなってた時期も終えつつあり、最後の固執と執着を閉じ込めた一冊でもある。ハロプロが好きなこと、母が無理なこと、仕事で頑張ってた時期のこと、妊娠(子ども)とは、結婚って何、20代のとき

    • 恋愛のふつふつ感ー映画「マイエレメント」感想

      ケータイが壊れかけて意気消沈したので、気になった映画をみてきました。バービーとスラムダンクとRRRもみたかったけどエレメント的な話がきょうみあるで友達が身近に2人いるということと、気分的なこともあってこれにした。 二人の手が重なり合う時のビリビリ エンバーとウエイドがいろいろあった末に手と手が触れ合う時、重なった表面がビリビリとなって、ウェイドの体内がぼこぼこと沸騰してるとき、10代の恋愛のときのあのびりびりやんけ!!!!となりいろいろあるけど、この映画恋愛やんけ・・・と

      • 夏祭り、苦味、黒い足

        バイトで子どもたちを送り届けたあと、空っぽになった車を運転している私。浴衣をきた人たちが、ちらほらと歩いている。住宅街の細い道なので、スピードをゆるめながら進んでいる。小さな公園には提灯がたくさん張り巡らされている。洋服をきてても誰かと連れ立って歩いている人が多くて、みんなが祭りへ向かっている雰囲気。まだ明るい夕方。 高校2年か3年の夏、私もこんな風に浮き足立っていたのかもしれない。当時好きだったM田と一緒に、祭りに行った。私は紺地に赤い朝顔の模様が散らされた浴衣をきて。彼

        • メソメソしてる魂を正気にもどしてくれるー「自分の中に毒を持て」岡本太郎

          自分の中に毒を持て/岡本太郎 恋愛で頭がおかしくなった去年ごろに影響を受けた1冊。「その恋愛してて最終的にどうなりたいん?」とかの次元ではなくて、「恋愛とは魂を燃やすことやで?おまえらわかっとんのか?」みたいなことが述べられており太郎わかってるやん!!!!とメソメソしてた自分を正気に戻してくれた本。自分の小説にも引用している。 人には人の魂があって、太郎と同じように激しく、情熱的にならねばならないわけでなく、自分にいかに集中するか?己の恥や弱さも受け入れて素直になれるか?

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          驚異と怪異(好きな人を展示したい)

          今年の6月。いってきた福岡旅。後輩であり友人である旅人Yちゃんと。彼女が以前から激推ししてた展示「驚異と怪異」in福岡市博物館(もともとは大阪のみんぱくでやってた。それの巡回展です)がこの旅のメインだった。 思った何倍もよかった!まずは博物館がGoogleマップの写真でみたより10倍でかくて、早々にテンションが上がった。大きいというだけでわくわくしてしまう。 真っ暗な展示室のなかに、大小いろいろな空想上の生き物の像とか彫刻とかお面とか仮装とか、諸々の立体物が並んでいたけれ

          驚異と怪異(好きな人を展示したい)

          陽キャでスパークしてた高校時代と、陰への憧れについて

          先日、卒業いらい(20年近くぶりか)に高校時代のバスケ部友達に会って脳みそがスパークする感じがあった。自分が自覚している陽キャ要素の原液を感じた。当時どんな感覚で陽キャをやっていたか、近年になってくると、もはやおぼろげな記憶と化していたが、久々に細胞がざわめき、コレコレ〜!!!となっていた。 陽キャと一口に言えどもさまざまな種類があると思うけど、スクールカースト上位とか、イケてる一軍的なニュアンスを含む場合が多いが、私はそれとは少し違って、箸がころげてもおかしいというやつの

          陽キャでスパークしてた高校時代と、陰への憧れについて

          アンジュルムの竹内朱莉ちゃん卒業をみて思ったこと

          社会人になってから好きになったハロプロ。 初めて行ったコンサートはモーニング娘。2010年秋の尼崎公演。一般販売でチケットを取って、ほぼ最後列で見た。一人でいくほどの勇気がなく、2こ上の大学の先輩(お姉さん)を誘ったことをよく覚えている。このツアーは、のちに伝説となるえりりん・ジュンジュン・リンリンのラストだった。ファイナルの横アリ公演は未だハロオタたちに語り継がれている。当時、横アリ公演がとてつもなかったとネットの評判やDVDで見る映像で知ることになり、歯痒い思いをしていた

          アンジュルムの竹内朱莉ちゃん卒業をみて思ったこと

          映画「君たちはどう生きるか」みてきた

          公開日にバイト休みということでみてきた!!!あらゆる映画館のあらゆる時間でやっていたので前日きめきれずに、家でたあと電車のなかでチケットとろうとしたら選択画面の座席が真っ黒でびっくりした。ジブリなめてた。めちゃめちゃ前かめちゃめちゃ端っこのどっちにするか悩んだけど前にした。 とりあえず、覚書的に。かいていく! 最後のとうがくずれるところ あれみておもったことは「概念がくずれた」みたいなイメージだ。最近友だちにいわれたことで、文ちゃんと話してると正気に戻れる、っていうのが

          映画「君たちはどう生きるか」みてきた

          映画「そばかす」感想(ネタバレあり)

          ひさびさに こういう感じの映画を観に行った。こないだけっこうぶりに映画をみたとき「すずめの戸締り」をチョイスして、「なぜこんなに好みじゃないやつを選んでしまったのだろう・・・」と微妙な気持ちになって帰路についたのだったが、そばかすは好きなやつだった。そもそも、前評判というか、自分がよくブログを読んでいる人がツイッターでおすすめと言ってたから、何かを感じたいという心が開いた状態で観たと言うことも大きいからかもしれない。すずめの戸締りはもはや、「みんなこれがいい、って思うわけ?

          映画「そばかす」感想(ネタバレあり)

          演劇女子部「眠れる森のビヨ」感想(ネタバレ)

          いいとは聞いてたけど、マジでよかった!!!!し、これネタバレなしで感想書くの無理ですよね?前半は普通に・・・みんなのキャラクターとか普段のパフォーマンスとは違う面が見れる楽しさ!お芝居もみんな素敵!みたいな満足感でひたすらに進んでいくけど、終盤にかけて「「テーマ性」」となり、刺さり倒し、非常に泣ける結果に。色々吹っ飛んだ(笑) 今、生きている意味・・・・ っていう感想に全てなり終わった。 まずそこ。 そうなのね、そう。だから鬼滅の刃〜無限列車編〜で尊敬上司に「あなたの

          演劇女子部「眠れる森のビヨ」感想(ネタバレ)

          映画「騙し絵の牙」ネタバレ感想

          エンタメ!!な感じで非常に満足した。最後に松岡茉優が勝ってくれてそこが1番痛快だった。小さいビジネスが勝つ、ってのに憧れる世相やろ?ってゆー話にまんまと喜んでしまい恥ずいけど(笑) 昔気質の堅物な既得権益っぽいやつら→それの対抗馬→おもろいことやっていこうや!なお調子者な有能→地味真面目な今どき若者 の順で形成逆転していく流れで非常に最後はすっきりした、、、。あのまま大泉洋一人勝ちやったら見てるこっちも負けた感あるもんね。その前におじさんたちを捌きまくってくれたのはありが

          映画「騙し絵の牙」ネタバレ感想

          映画ノマドランド感想

          よかった。とても。自然。人。 人の死を、過去を。ずっとそれを心に思い続けて。 あの人のいない世界に生きる意味。 真っ暗な砂漠で、それぞれのキャンピングカーが集う場所。 焚火。焚火を囲んで語る。 炎に照らされて暗闇に表情が浮かんで。 「戦争から帰ってきて。騒音が耐えられなくて」 定住を選んだ彼の家で。 赤ん坊を抱きながら。 大きな窓からは優しい陽射しが 降り注いでくる。 一糸まとわず、澄んだ川のなかで ぷかぷかと浮かんで。 旅で出会った同士、だったはずの彼や 大切な写

          映画ノマドランド感想

          映画「春江水暖〜しゅんこうすいだん」感想

          基本的に字幕や吹き替えなどが気になったりとか、顔を見分けるのが苦手だったり、その景色やイベントなどがわからないという理由で邦画しか見ないけど、満足するほどに邦画は観たので。趣向を変えて、近場でやっている&レイトショーがあった&好きなブロガーさんが絶賛していたこともあり何となしに観てみました。 この映画がすごい不思議で・・・・なんかこう、遠くから人の人生をボーーっと眺めてる。みたいな感覚になる。海外ものだから社会情勢とか、説明されるもののあまりリアルに感じないからなのかそもそ

          映画「春江水暖〜しゅんこうすいだん」感想

          映画「ファーストラヴ」感想(ネタバレ)

          予想外によかったというか、終始辛いものが続くんだけど、そこがよかったという感じです。刺さりました・・・。 観る前の印象「ドクター・デス」(北川景子と綾野剛のW主演。重要キャストに木村佳乃)、「屍人荘の殺人」(中村倫也がメインキャスト?で出演)が自分的に「えっ・・・なんか思ってたのと違うぞ・・・」という作品だったので、半信半疑だったんですが、「あのこは貴族」「花束みたいな恋をした」などの感想を読み漁っていた際に、「最近の映画はジェンダーの描かれかたがアップデートされているね・

          映画「ファーストラヴ」感想(ネタバレ)

          あのこは貴族 追記

          色々な人の感想を見てから気づいたことや、思い出したことや発見したことなど。 幸一郎にとっての華子「お前に夢あるの?」のシーン。「ないよね、俺が夢ないのはお前が俺と結婚したのと一緒でしょ?」って門脇麦演じる華子に高良健吾演じる幸一郎が語りかけるんだけども。その言葉に対して「華子はあなたに恋して結婚したのよ!それをないことにしないでよ!」と私的には、ショッキングな意味に響いたんだけど、感想を書いた人の中に、「同じ境遇の華子を"同士"として感じてる」て表現している人がいて「おおお

          あのこは貴族 追記

          映画「あのこは貴族」感想(ネタバレ)

          「花束みたいな恋をした」「あの頃。」その他諸々などの感想を漁っていると「今年の邦画は豊作だな」などというフレーズとともに浮上してきた作品。「あの頃。」の今泉監督もTwitterで良かったと言っていたので観てきました! 美紀の部屋で過ごす場面一番良かったところは、華子ちゃんがミキティーの部屋を訪れて、「居心地がいい」「だってこのへやはミキちゃんのもので溢れてるもんね(意訳)」と言ったところ!!!!あれいいよね。正直、ずーと「この映画は私には刺さらないで終わるな」と思ってたけど

          映画「あのこは貴族」感想(ネタバレ)