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「衝動」に支配される世界で。

すぐに手に入れようとする傾向」は消費者文化全体に見られ、いますぐ満足感を得ることはまるで人生の大事な目標であり、可能な限り効率的にかつ堂々と追求すべきものであるかのように扱われている。そして、この傾向は消費者経済の立役者と呼ぶべき企業でも顕著だ。これまでも人間は常に利益を最大化する種であった。

「衝動」に支配される世界  
ポール・ロバーツ (著), 神保 哲生 (解説), 東方 雅美 (翻訳)

本当に便利なサービス、
必要なサービスに、
どれだけのお金を使っているのでしょうか?
どれだけの時間を使っているのでしょうか?

SNSでおすすめされたものを、特に考えずにアマゾンで購入する
そして、購入を繰り返しているうちに
限られた毎日の中では消化できないという限界点にぶち当たる

社会人になって、ある程度のものを買えるようになった時
SNSの有名人や、インフルエンサーに影響を受けて
買い物を繰り返していた時、ふとそんなことに気付きました

今私たちが生きている世界は、ものに溢れています
情報に溢れています 恵まれた不幸な時代とも言えます
なぜなら、物質的な欲求を満たすためのものと情報は溢れているのに、
実際にそれらを楽しむ、噛み締める時間は過去と変わらないからです

だから、衝動に任せて買い物を続けていると、
なんのために買い物をしたらいいのか、わからなくなる時があります
買ったものを棚において、数ヶ月も触らないでいたら、
これはこれはおかしなことだと思ったりもするのです

衝動に左右されずに、生きられるように。
今一度、日々の行動が、いっときの感情ではなく、
心の根っこにある気持ちから行っているものなのか
改めて考えてみたいと思います

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