【徒然草 現代語訳】第百二十三段
神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。
原文無益のことをなして時を移すを、おろかなる人とも、僻事する人とも言ふべし。國のため君のために、止むことを得ずしてなすべきこと多し。そのあまりの暇幾ばくならず。思ふべし、人の身に止むことを得ずしていとなむ所、第一に食ふ物、第二きる物、第三に居る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。饑ゑず、寒からず