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【連載】残された人生は大学卒業まで!? #196 いつも節目にいたのは

大学生活。

卒業論文も出し終わり、刻一刻と自分の命のタイムリミットが迫ってきている。

あと自分に何ができるだろうと考えた時に出てきた答えの一つが「演劇」だった。

いつも自分の節目という節目にはこいつがいた。

高校で始めた演劇、高校の時に知ったシェイクスピアの存在。

自らを表現し、その場所にいる時だけは、自分が正義だと肯定される場所。

演劇で伝えるからこそ意味があるものになり、演劇という方法でその時代でやるからこそ意味があるメッセージ。

自分の思いを形にして残すには自分にとって一番いい形だと感じた。

恋愛も友情も喧嘩も爆発も色々あった演劇だからこそ、自分の思いを、自分の伝えたいメッセージを、生き様を、全てをこの一作品にこめたい。

自分がこの台本を書いたのは紛れもない、今を生きる人間たちに向けてだ。

シェイクスピアや演劇の手法、どうすれば効果的に伝わるか、どうして演劇でそれを行う必要があるのかは、もう散々卒業論文でやり尽くした。

今までの演劇経験と研究で知った知識を全て落とし込む時。

矜持的なテーマを扱い、観客が無意識下で抱えている問題を表出させる。

そして見てくれた観客の全てに晴れ晴れとした気持ちでその時間を終えてもらう。

それまでにはいろんな条件が重なる。必要なこと、守らなきゃいけないこと、制限がついていること、いろんなことがある。

ただ、そんな制限がある中でこそ演劇は真の価値を発揮する。

今回テーマにしたのは「永遠なんてない」ということだ。

このテーマをぶつけられた時に、永遠なんてないからこそ常に新しいことを見つけていこうとすることを選ぶのか、永遠なんてないからこそ、昔からずっと守られているものはこれからも守るべきことなのか。

今まさに人類がぶつかっている課題だ。

そこには固定概念など存在しない。

生きている人間がそれぞれ考え、等身大の自分で価値を発揮し、見ている人の心を揺さぶればそれでよし。

これから相当厳しい戦いが始まる。

負けてたまるか。

最後に力を振り絞れ。


BU(◎)DOH

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