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右とか左とかナショナリズム/グローバリズムって何?知ってるようで分からない政治思想! ~世界の今を読み解く 政治思想マトリックス~2024年54冊

歴史は色々な切り口でみると、
見え方というのは全然変わる。
お金、地政学、宗教などなど。

今の世の中にはどんな思想があって、
歴史的にどんな思想が世の中を動かしてきたか・・・
それを読み解く本です。

左翼とは右翼とは
自由、平等の資本主義、社会主義
グローバル、ナショナリズム
色々と複雑に絡み合った世の中を
茂木誠が分かりやすく整理してくれています。

この本の良い所は、
歴史から思想の流れを教えてくれるところ。
左派とか右派の中にもこういう点で違いが出て、
左派の中にも~、右派の中にも~みたいに
枝分かれして複雑化したわけ。

欧州、アメリカ、中国、中東などの説明の後に、
日本にも述べられるんだけど、
自由党と民主党という異なる思想が自民党になり、
昔の社会党と対峙したとかね。
つまり自由党と民主党は思想が違うから、
自民党内部が同じ思想なわけがない。
そりゃ派閥もできるわけです。

基本的には
縦軸をグローバリズムかナショナリズムか
横軸を平等か自由かのマトリックスで、
世界の政党思想を区分けし、日本国内に関しても言及。

政治とお金が世界を動かす。
戦争ですらそうなんですよね。
この本を読む事で、
政治や経済の欲望が世界を動かすか
それが分かると選挙への意識も変わるかもですね。

強いて言うなら、
今後のアジアの各国の政党や思想も欲しかったかなあ
でも大きな力のある国の流れは分かったので、
とても勉強になる本でした。


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