戦時中の殺人が引き起こす悲劇~東山彰良「流」~2023年小説36冊

読むのに苦労しました。
やはり外国人が登場人物の小説は、
私は全然ダメです。誰が誰だか分からなくなる。

そんなこんなで直樹賞を受賞した作品
「流」というのを読んでみました。

これは日中戦争、
共産党と国民党の争い、
戦後の台湾に流れ着いた人達のお話です。
ある時、祖父が何者かに殺され、
それが誰なのかっていうサスペンスですね。

日本、台湾、中国本土が舞台です。

まず個人的な感想で言うと、
名前が頭に入ってこないから、
芥川賞受賞作であっても、読みにくかった。
もうね、頭に入ってこないのよ。
辛かった・・・僕にはこの読書は・・・

随所に良いセリフはもちろん出てきます。
考えさせられるなあって事ね。

大きな所で言うと、
今のイスラエルとパレスチナみたいに、
負の連鎖ってどこかで終わりってしないと、
かたき討ちは何も生み出さない。
だから、前を向いて生きる方にシフトすべき!
そんな事を学んだ気がしました。

後はさ、戦争となると敵を殺す
つまり人を殺すことが正当化され、
平時の時は人を殺す事は罪になる。
人間心理とはままならないなあ~って。
改めて気づかされました。

賞に値するかは良く分からないけど、
良く調べて書いたなあ。
リアリティあるなあって思いました。
ただもう一度読むことはない。

それくらい外国人の名前は、
本当に無理ですね~

おかげで「三体」も読めてないくらいだから。
欧米の名前よりも中国とか韓国の名前は、
ダメかもしれない・・・・

人生における学びとなるものは、
何かしらあると思うので、
読んで損はないと思いますが、
結構ボリュームがあるのと、
名前が苦手な人は読まない方がいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?