誰のものでもない、自分だけのこだわりを持ちたい
私は好きなアーティストがいない。誰かとの会話でよく好きなアーティストいない?とか聞かれるけど、回答に困る。
だって好きなアーティストがいないんだから。
好きなアーティスト誰?と聞かれて答えはいつもこうしている。
「ゆずが好きです。」と。
当たり障りのない答え。
でも、ゆずはまあまあ好きです。「栄光の架け橋」を聴くと気持ちが熱くなるし、「いつか」を聴いて切なくなる。
ゆずはまあまあ好きなアーティストです。
でも、熱狂するほどではない。
アーティストに限らず、好きな服とかもなくて、服とかもユニクロのような無地のもの。昔は本当にユニクロばっかりだったが、最近はAdam et Ropeのサイズ感が良い感じの無地の物を好んで着る。
服のこだわりもサイズ感だけだ。
そんな感じで、こだわりとかが薄い人生を送っていたように思う。
うつになって、認知行動療法をするようになって感情や気分などの感受性や起伏が少ないことに気づき、最近は自分の感情や気分を意識して行動選択をするようにしている。
今、5日間の京都旅行中です。予定はほとんど決めていません。今回の京都旅行では以下のルールを決めています。
1.とにかく今を楽しむこと
2.何もしないダラダラした時間があっても罪悪感を感じないこと
3.その時にしたいと思ったことを素直に実行すること
せっかくの京都旅行の限られた時間の中で、特に予定を決めずにダラダラすることは、これまでの私であれば罪悪感を感じる時間の使い方です。
でも、今はうつの療養中ということもあり、ダラダラする時間もむしろOKな時間の使い方というようにしました。
以上の3か条を守ったうえで、京都旅行をしています。その時に感性や感情の変化を感じました。
(京都旅行中の写真はInstagramにアップしていきます。)
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感性や感情の変化
学生時代に6年間京都に過ごしていたので、正直観光したい場所も特にないし、観光したとしても初めて見た時のような感動はないです。
時間はあるので、大雨の中、知恩院の三門の下でゆっくり過ごしてみたり、哲学の道を一人でゆっくり歩いたりしています。哲学の道のすぐそばに銀閣寺があるのにあえて銀閣寺を参拝しようとはしません。
そんな感じでゆったりと過ごしています。特筆することなんてないです。京都旅行なのに、特にどこに行って何をしたとかお土産話になるようなことなどなく時間がゆっくりと過ぎています。
時々ダラダラ特に何もせずゆっくりしていることに焦りますが、この過ごし方で良いのだと言い聞かせています。
ある時は四条河原町を歩いていました。四条河原町は京都の中でも一番の繁華街で地元の方だけでなく、観光客からも人気の高い場所です。
私は服とか物に対してほとんどこだわりがないので、まったく何か目的をもって散策しているわけではありませんでした。散歩感覚です。
そんな感じで四条河原町をプラプラして、ウィンドウショッピングをしていると突然ビビッとくるものがあったのです。
それはSou・Souの和な服やカバンでした。
見た瞬間これだ!と思い、即座に欲しいと思いました。
普段物欲がほとんどないのですが、この時は違いました。
でも、和な服やカバンをこれまで欲しいと思っていたわけではないんです。
和なファッションって柄とかシルエットが特殊で、シンプルなファッションとは程遠く、シンプルで無難なファッションを好む私にとってはこれまで無縁な物でした。
これまでの私であれば、Sou・Souの服やカバンも見るだけで、自分には扱えないファッションだなと思って、欲しいとは微塵にも思わなかったでしょう。
でも今回の私は、ビビッときて、素直に欲しい、身に着けたいと思ったのでした。
今回の京都旅行で、自分の感性や感情を意識して大切に過ごしていたからでしょうか?ゆったりと休むことに罪悪感を感じずに休めていたからでしょうか?
今回の私は自分の感性に従って素直に欲しいと思いました。
そんな以前の感覚とは違う自分がいることに驚き、京都旅行で少し気持ちに変化が起きているかもしれないと実感しています。
オチがある話でもないですが、今回の京都旅行で自分の感性や感覚、気持ちに変化が起きているかもしれないと思ってこのnoteを書いてみました。
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