圧倒的成長はしたくない

「圧倒的成長」とか言われると「ウッ！！」と心がザワザワする。
私にとっては、とても嫌いな言葉である。
少し前に書いた自己啓発を強要してくるベンチャー企業で働いていたときに嫌っていうぐらい「圧倒的成長」や「仕事や人生の目標」を求められてしまい「圧倒的成長アレルギー」になってしまった。

大谷翔平選手で有名になった「マンダラチャート」も書きたくないのに会社の命令で書いた。
３×３の９マスに、目標やテーマに合わせてマス埋めていくやつ。
提出させられて1on1のミーティングの時に「達成できてるか？」「書いただけになってないか？」「もっと高みを目指せ！」とめっちゃ言われた記憶がある。
そもそも自分の意志で書いてないのに、無理矢理マスを埋めたのに、できるわけがねぇ！！！
私は大谷翔平選手じゃねぇ！！
社員にイキイキと働いてほしい、人生をより良く生きてほしいという社長の気持ちも分からんではないけど、人の人生に土足で踏み込まないでくれ…と当時は思っていた。

圧倒的な成長なんてしなくて良い、のんびり、まったり自分ペースで生きていければ、それで良いじゃん…と思っていたら、とある本に「成長」についてこんなことが書かれていた。
自己成長とは「昨日できなかったことができるようになる。昨日知らなかったことを知っている」
おー！！そんな簡単な認識で良いんだ！！目からうろこ状態。
これなら私でも一歩一歩少しずつ全身している気がするし、成長したいと思える！
「圧倒的成長」アレルギーな私には救いの言葉に思えた。

最近ほぼ毎日何かしらの本は読んでるし、SNSとかで新しい情報も目にしている。
確かに昨日知らなかったことを今日は知っている。
そんなんでも「成長」って言って良いんだ！とホッとした。
どうしても目標を立てて、そこに向かってコツコツと歩いていき、最後は達成しないと成長はしないと思っていた。
普段のちょっとした行いが成長に繋がるなら、これほどお手軽なことはない。
「圧倒的成長」アレルギーが改善された。
もう「成長なんてしたくない」とは言わない。
コツコツと将来に向けて成長していきたい。