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考える仕事をしたい【書く仕事がしたい】

「ライター」ってどんな仕事だろうか?
そんな疑問に答えてくれる本を読んだ。
佐藤友美さんの「書く仕事がしたい」

「ライター」ってよく聞く。
副業を紹介するページに「ライター」という文字があったり、noteを見ていても、現役ライターやライター志望の方は多いように感じる。
私も1年前ぐらいは「ライター」という職業に憧れを抱いていた。
当時、色々と調べたような記憶がある。
あまり具体的な情報、肝心の知りたい具体的な情報は見つからなかった。
今はそんな気持ちも落ち着いて、文章でご飯を食べていきたいとは考えてないが、やっぱり気になる職業ではある。
そんな謎めいた「ライター」という職業について詳しく書かれた本があると知ったので、読んでみた。

ライターの仕事の主な流れは「依頼を受けて、取材をして、原稿を作り、納品する」。
具体的にどんな風に仕事を進めていくのかが詳しく解説されていて、とても分かりやすかった。
ライターはひとりで黙々と仕事を進めていくようなイメージを抱いていたが、誰かに会って取材をしたり、思った以上に人と関わる仕事だった。
コミュニケーション能力が思った以上に試される。
人に興味がないと絶対にできない仕事。
「プロになるってなんなの?」という問いに対して「文章を書いて原稿料をもらう人になると決めること」と書かれていて、やっぱり最終的には何でも覚悟が必要になる。
どれくらい稼げるのか、お金の部分も赤裸々に書かれていた。
とにかくこの本はライター業について「気になっていたこと」が詳しく書かれている。
ライターを志望している人や、私みたいにちょっとライターの仕事が気になる人におすすめできる本だ。

印象に残った言葉がある。

よし、考えること自体でお金がもらえる仕事につこう

書く仕事がしたい P87

著者である佐藤さんがライターになった理由について書かれている話があるが、その中で「考える」ことを大切にしていることが分かる。
どんな仕事でも「考える」ことは求められる。
私も「考える」ことがとても好きだ。
今までやっていた仕事でも、システム開発をするときにどうコードを書けば効率が良いのか考える。
お客様の要望を聞き取ったときにどうシステムに落とし込むか考える。
ヘルプデスクで質問を貰ったとき、どう説明したら相手に伝わるか、分かりやすいかを考える。
考える瞬間はたくさんあった。
面倒だし、疲れるけど、私は考えて、人と話して、また考えて、結果を出すことが好きだった。
ひとりで黙々とできる仕事がやりたーい!と思っていても、私はけっこう人と関わりたいタイプ。
今の仕事は黙々とひとりで仕事を進めていくことができる仕事で楽といえば楽。
前の仕事に戻りたいような、今のままが良いような、複雑な気持ち。
でも自分が人に飢えていることも分かる。

この本を読んで、ライターになりたいという気持ちよりも「考える」仕事がしたいと思った。
ある程度、人とも関わりたい。
具体的にどんな仕事と聞かれると困るが、それを探したい。

「書く」ことについてはnoteでのんびり書いていこうと考えている。
思いついたことを適当に書いているだけだが、やっぱり楽しい。


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