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どちらでもお好きなように【そういうふうにできている】

最近はさくらももこさんのエッセイを読むことが空前のマイブームになっている。

そんなさくらももこさんのエッセイ「そういうふうにできている」
さくらももこさんが妊娠して出産して子育てを始めることを書いたエッセイ本を読んだ。
私は妊娠も出産も子育てもしたことないので「へぇ~こんな感じなんだぁ」と呑気に読みすすめていたが、最後の方の文章にガツンと心を奪われた。

子供が生まれるという体験は、子供を産まなくてはできないが、子供を産まないつもりの人や子供ができない人の場合は、子供のいない人生という体験ができる。

そういうふうにできている 出発

その考え方が良いなぁと思った。
私は子どもを産んで育てることに一切興味がない。
なんとなく周りの年上のお姉さん方からは「一回ぐらい体験しといたほうがいいよ。後悔するよ。」と言われることがある。
それを聞くたびに「ほっといてくれよ。興味がないんだよ。」と心の中で悪態をつく。
そんな子どもを産んで育てることに一切興味ない私には、さくらももこさんの言葉は勇気づけられる言葉だった。
やっぱり「欲しくはない」と言いつつ「子どもが欲しい」という気持ちになれないことに後ろめたさを感じていた。
ふつうの女性は子どもを欲しいと思うよね?という、またここでも出てくる「ふつう」。
「産む」「産まない」どっちを選んでも正しいとか間違ってるとかない。
自分が楽しいと思う好きな方を選べば良い。
私も死ぬときに後悔はしたくないので、慎重に考えないといけないと思うが、今のところは「欲しくない」。
子どもを産まない生き方を思いっきり楽しんでいいんだと許してもらえたような気持ちになった。

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