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良質なインプットのみが良質なアウトプットを生む

写真はカリフォルニア州にある「ソーク研究所」

近代建築最後の巨匠と言われたルイス・カーンの傑作だ。

○ル・コルビュジエ
○ミース・ファン・デル・ローエ
○フランク・ロイド・ライト

ルイス・カーンはこの「近代建築三大巨匠」に次ぐ巨匠と呼ばれている。

僕はカーン建築が大好きで、世界一周中もわざわざこのソーク研究所を訪れた。他にもバングラデシュ国会議事堂、インド経営大学なども訪れた。


ルイス・バラガンのアドバイスによって生まれたファサード

ソーク研究所は、ポリオ・ワクチンの開発で有名な細菌学者のジョナス・ソーク博士からカーンの作品であるリチャーズ医学研究棟を見て感銘を受け、「芸術家のピカソを招いてもいいような研究所を」とオーダーがあったようだ。

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リチャーズ医学研究棟とは違い、ソークでは個人研究用の個室を、中庭に面して左右対称に、45度の角度で重なり合いながら横に張り出させている。
コンクリート打ちっ放しに窓枠のチーク材がツートーンで際立っている。

そして、左右の棟を分かつ間に空へのファサード(建築物の正面部分)

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ここが僕がこの建築で一番好きなところだ。

この中庭は、そのデザイン処理に最後まで悩んだカーンが、友人の建築家ルイス・バラガンにアドバイスを求めたことによって実現したものである。相談を受け現地に立ったバラガンは即座に「ここには何も置くべきではない。ただのプラザになるべきだ。そうすればここは空へのファサードになるだろう」と言い、カーンもまたすぐにそのデザイン意図を理解したという。


そして、カーンの最高傑作が誕生した。

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インプットの質がアウトプットを決定づける

最近、特に強く感じるが、アウトプットの質はインプットの質で決まるということ。インプットを磨かない限り、いつかはアウトプットの質が停滞する。

なんとなく、最近の自分にそんな部分を感じているので、インプットを意識的に行っている。

・良い本に出会うこと
・刺激的で自分を高めてくれる仲間と一緒にいること
・新しい体験、人に伝えたくなるような心が喜ぶ体験をすること
・遠くなくていいので旅をすること

なるべくこれらのことを行っている。
そして実現できる環境選び・環境作りも大事だと思う。

「知っているかどうか」で豊かに生きられるかどうかに影響を与える現代において、良質な環境がとても大事だと思う。


アウトプットまでがインプット

小説など読むこと自体が娯楽であれば別だが、インプットもしっぱなしだと、何も変わらない。インプットしたことを自分に落とし込み、他者にわかりやすく説明できる(アウトプット)ようになって初めてインプットだと思う。

というか、アウトプット前提でインプットすると吸収率が変わるので、これは絶対にオススメ。

繰り返しアウトプットしたことは記憶にしっかり残っているが、使わないものは忘却の彼方にすっ飛んでしまう。


なので、僕はなんらかの形でアウトプットは続けていくのだと思う。

思いもしなかったフィードバックを頂けることもあるのもとても面白い。

最近、伝えたいこと話したいことがたくさん溢れてきている。

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