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「終わったらサヨナラ」ではなく寄り添い続ける仕事を——Brownies Works社員インタビュー:アシスタント編

業務設計や初期設定が完了した後に、「お客様の毎月のバックオフィス業務の運用」を支援するスタッフを、当社ではアシスタントと呼んでいます。

月次決算の処理をするだけでなく、窓口としてお客様に常に寄り添いながら、事業の成長という目標に向け共に走る伴走者として、サービスをご提供するのがアシスタントです。

税理士法人2社とコンサルティング会社を経て2021年にアシスタントとして入社してくださった金城亜希子さん。「お客様に寄り添い続ける仕事がしたかった」という彼女のこれまでの道のりと今後の展望に迫ります。


転職のきっかけ——自分の仕事を「やり切った」その先で実現したかったもの

金城さんは大学院で税法を学んだ後、税理士資格の取得を目指して地元・沖縄の税理士法人へ就職しバックオフィスのキャリアをスタートさせました。

金城さん(以下、敬称略):大学卒業を控えて将来のキャリアに悩んでいたところ、先生から「税理士を目指してみないか」と薦められたことがきっかけでした。
大学院へ進み税法を学んだ後は地元・沖縄に戻って税理士法人に就職し、働きながら税理士資格取得のために勉強を続けていました。

その後「実務者としてさらにレベルアップしたい」という思いから大手税理士法人へと転職。大きな事務所での仕事は責任とやりがいのある充実したものだったそうですが、ふとしたきっかけから自分のキャリアを見つめ直すことになります。

金城:東京にある本部に長期研修に行かせてもらったり、後輩の育成にも携わったりして忙しく働いていたら、気付けば6年がたっていました。

ちょうど自分に与えられていたミッションが一段落して、達成感とともに「私は自分の人生をちゃんと生きているのだろうか」と感じたんです。人生において仕事はもちろん大切ですが、今まではあまりにもそれだけだった。仕事以外での「自分がやりたいこと」もやっていった方がいいんじゃないかって。

与えられた仕事をやり切ったところで少し立ち止まり自分の人生を見つめ直すため、「税理士を目指す」というレールからいったん外れてみることに。

そしてその決断が、新しい出会いを生むことなりました。友人から誘われ「気分転換になるかも」と手伝いにいくことにしたコンサルティング会社で、freee会計と出会ったのです。

金城:最初はfreee会計を使ったお客様の経理業務の支援が仕事だったのですが、勉強のためにベンダーが認定するアドバイザーの資格を取得したところ「どうせなら、freee会計の導入支援もやっていこうか」ということになって。
使う立場から今度は自分が教える立場になって、freee会計の良さをどんどん実感していったんです。

導入支援のゴールは「freee会計の導入」なので、それが終わればお客様との契約も終了することになります。

しかしシステム導入は、実際の運用が始まった後にこそ課題が見えてくるもの。契約が終わってしまえばアフターサービスという限定的な形でしか関われず、「基本的には、終わったらサヨナラ」という導入支援の仕事を繰り返していくことに、金城さんは違和感を感じ始めたそうです。

金城:ちょうどいろいろなタイミングが重なって、転職を考え始めました。

会計事務所に勤務していた当時から、代々の土地があった与那国島で副業的にハーブティーづくりをやりたいと考えていました。さらに結婚の話も持ち上がって、ライフステージが大きく変わろうとしていた時期でした。

与那国島は沖縄本島から飛行機やフェリーで行かねばならない。結婚を考えている彼は生活や仕事の拠点が北海道。どちらもそれなりの移動時間がかかります。普通に考えれば、何かを諦めるしかありません。

でも今の時代だったら、二兎を追って両方とも得る働き方もできるかもしれないと思ったんです。場所や時間にとらわれず、複数の拠点で生活しながら働く方法がないかと模索していました。

そこにコロナ禍が重なり、この先の仕事のキャリアについても改めて、深く考えるようになりました。「終わったらサヨナラではなく、お客様と長い関係性を築ける仕事ができないだろうか」と。


より自由な働き方を求めて会計業界からIT業界へ

コロナ禍によって、それ以前と比べるとリモートワークは日本中で大きく広がりました。しかし総務省の統計調査にもあるとおり、実際にリモートワークを行えている企業は地域や業界によって大きな差があります。

金城:二拠点生活を実現するうえで、フルリモートワークであることが必須条件でした。
しかし一般的な経理職や税理士法人で探すと、リモートワークOKでも「週○日は出社」という条件が付いていたり、単純作業的な業務しかできなかったりするものがほとんど。
そこでちょっと視点を変えて、リモートワークの実施率が高いIT業界のバックオフィスならどうだろう、と考えたんです。

そうして見つけたのがBrownies Worksの求人でした。フルリモートワークができるだけでなく、もう一つの転職の軸であった「お客様と長い関係性を築ける仕事」も実現できそうだと金城さんは感じたそうです。

金城:「単なる作業者ではなく、お客様のパートナーでありたい」という、企業ポリシーが目に留まりました。

私も長年会計業界で働いてきて、バックオフィスは企業活動に必要な仕事をとても多くこなしているのに、他の部門と比べると軽視されがちな風潮があると感じていました。
それに対してBrownies Worksは「企業の成長をバックオフィスから支える」とうたっているところがいいな、と。自分の税理士事務所での経験やfreee会計のスキルも生かせそうだと感じました。

フルリモートワークでは場所を問わずに働けるのはもちろん、画面を通して常にチームメンバーとつながっていられることで「結婚後、初めて北海道に行ってホームシックにかかりそうだったときに、画面の向こうにいつものメンバーがいて、いつもの日常があることに救われた」のだそうです。転職して、仕事のやりがいはどうなったのでしょうか。

金城:大きな組織だと、社内調整でリソースを奪われてしまうことってあるんですよね。
Brownies Worksはスモールチームですが、その代わりにすべてのリソースをお客様に対して使えている感覚があります。常にお客様と伴走して、そして自分の仕事がお客様の役に立っているんだという温かい感じがするんです。

Brownies Worksに入って、freee会計の新しい発見もたくさんあったそうです。

金城:「freee会計ってこんな風に使えて、ここまでできるんだ…!」って。

前職で導入支援や利用サポートをしていたときには、せっかく契約しているのにまったく使われていなかったり、すべて振替伝票で処理されていたりなど、freee会計の良さがぜんぜん伝わってない・本来の機能を発揮できてないというケースをたくさん見てきました。
でもBrownies Worksに入って、freee会計がちゃんと使われるとこんなにキレイになるんだと感動したんですよ。「これが本物なんだ…!」って思いました(笑)


リモートワークだからこそコミュニケーションの回数を増やす

リモートワークではお互いの顔が見えず、テキストコミュニケーションが主体となるため、人によって向いている/いないがハッキリと分かれる働き方でもあります。

インタビューの前には「私、人見知りなので…」とおっしゃっていた金城さんですが、チームメンバーとのやり取りでは意識的にコミュニケーションの回数を増やすことを心がけているそうです。

金城:Brownies Worksでは週2回、業務の進捗確認や相談・雑談をする「朝会」がZoomで行われています。業務の都合が合わなければ欠席しても良いことになっているのですが、私はなるべく毎回出席するようにしています。

メンバーは住んでいる地域も働き方もバラバラですし、テキストだけだと少し物足りない感じがあって。Zoomの画面越しだとしても、なるべく顔を見て話す機会を増やしたいなと思っているんです。

そして社内のメンバーにもお客様に対しても「言わなくても分かるでしょ、をしない」ということを心がけています。

Brownies WorksではSlack上に「times」という社内SNSのような個人別のチャンネルがあります。今やっていることや考えていること、ちょっとしたメモやボヤキなんかをつぶやけるようになっているんですが、先輩社員がそこでつぶやいている様子を見ていると、それぞれの状況がちゃんと分かるんですよ。
一緒にいないチームメンバーがお互いに「今なにをしているのか」が見えるのがすごいなと。

先輩たちのやり取りの様子を見て、金城さんは「察して」ではなく「ちゃんと自分から伝える」ことが大切だと思ったのだそう。

金城:だから私も、それをまねてなるべく細かく自分の状況を発信するようにしています。

例えば「今日はこの時間私用で抜けるので、夜にカバーします」「ちょっと体調が悪いので、休憩してから戻ります」「この時期は副業が忙しいので、ちょっとスケジュール相談したいです」という感じですね。

私、SNSなどで発信するのがとても苦手で、timesも最初は何を発信すればいいんだろうと思っていたんです。
でもSNSが不特定多数に発信するのに対して、timesは「チームメンバーに自分の状況を知らせる」という役割が明確です。それに気付いてからは活用できるようになりましたね。

お客様とのコミュニケーションでは、なるべく早くリアクションすることを心がけているという金城さん。「返事ができないときでも、Slackのスタンプだけでもリアクションする」ようにしているそうです。


もう一度、経理の楽しさを知った——今後のキャリアの展望

Brownies Worksでは以下の3つを企業ポリシーとして掲げ「事業の成長」という目標に向けてお客様とともに伴走することを大切にしています。

金城:10年近くバックオフィスのお仕事をしていますが、この業界は信念を持ってやっている人が多いと感じます。プロフェッショナルとして、自分のやり方にこだわっている方々もたくさんいます。

だからこそ、自分の今までのやり方や経験と違う場面に出会ったときに、どれだけ柔軟に対応できるかが大切だと思っています。Brownies Worksではいろいろなツールを使いますし、新しいツールが出たらそれも実際に触って試行錯誤していく必要があるので、何歳になっても勉強し続けよう、視野を広げていこうという気持ちを持ち続けたいなと。

実は税理士法人を退職したときには「もう税理士を目指すのはいいかな」とちょっと思っていたんです。でもBrownies Worksで経理の楽しさやバックオフィスの本来のやりがいを思い出したんですよね。時間はかかるかもしれないけど、改めてもう一度、資格取得を目指したいなと考えています。

そしてプライベートでは、沖縄でやっていたハーブティーづくりを北海道でもやりたいなと計画しています。二拠点で生活している立地を生かして、小さく商売をしていけたらいいなと。

会計事務所での実務経験や、コンサルティング会社でのfreee会計導入の経験を生かして、Brownies Wroksでも活躍してくれている金城さん。お客様に常に寄り添いながら、事業の成長という目標に向け共に走る伴走者として、日々奮闘しています。



Brownies Worksでは、経理・労務などお客様の月次運用の支援を行うアシスタントのスタッフを募集しております。

一般的なバックオフィス職が「自社のみの業務」を行うのに対して、Brownies Worksのアシスタント職は「複数社のバックオフィス業務の支援」に携わります。その点では、どちらかと言えば会計事務所や税理士事務所に似た性質があるかもしれません。

またBrownies Worksではさまざまなバックオフィス系SaaSを駆使してお客様を支援するので、新しいツールが登場したときにはまず自分たちで使ってみて、お客様にさらに良いサービスがお届けできるように努めています。今のやり方が最適だと凝り固まらず、「私たち自身をアップデートし続けること」をポリシーとしています。

ですので、

「さまざまな業種や規模の会社と関わりたい」
「とにかく場数を踏みたい」
「新しいツールにいろいろ触れてみたい」

という方には、おすすめできる環境ではないかと思っています。そして、そんな思いを持った方が場所や時間の制約で諦めることがないようフルリモート・フルフレックスで働ける体制を整えています。

採用にご興味のある方は、以下のフォームよりぜひお問い合わせください。


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