【詩】私の子犬
ドアを開けると
嬉しそうにはしゃぐあなた
顔を近づけて
そっと私にキスをねだり
私は甘い匂いに包まれる
感情溢れるあなたは
はねる はねる
まるでタンバリンのように
遊びへと誘う
私が抗えないことを知っているあなた
ご飯を食べなくて
お腹が鳴っても食べなくて
人を心配させるのに
頑固なあなた
悲しむ私
拗ねるあなたは
上目遣い
自分のお家で丸まって
フンと鼻を鳴らす
それすら愛おしい
私が涙を流したって
勝手に怒っていたって
知らん顔して
あなたはあなたの道を行く
羨ましいなあ
あなたの行く道の先には
楽しいことがいっぱい
これからもあの頃のように
飛び跳ねたくなるような
心躍る出来事があるよね
あなたはずっとずっと
甘えん坊で
かまってちゃんの
愛おしい存在
かけがえのない
私の子犬
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?