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『詩』「待つ」

昨日はそばにいたのに

胸が壊れる
不安になり

空を飛び交う文字の塊
それは代わりにはならず

むしろ
手指が現す形で届く
それが欲しい

時間は関係なく
待つ間私の時は止まる

掻き上げる髪は
真っ白に変わっても
私の時は変わらない

ほんの昨日のことだ

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