【毒親】会ったことない実の姉が3人いる話
タイトルで驚かせてしまったらすみません。
わたしは歳の近い兄が1人いる2人兄妹ですが、実は会ったことがないお姉ちゃんが3人います。
というのも、わたしの父はもともとバツイチで、母と再婚する前、最初の結婚でできた子どもたちがいるのです。
母によると、父は6年制の大学を卒業する頃には子どもが産まれていたそうです…。
シンプルに父の人生とんでもなさすぎて草。
※父本人からは詳しい話を聞いたことがなくて、両親が喧嘩している時などに母が愚痴っていた内容からの推測です。
まあでも、うちの父は破天荒&鬱々とした人間なので、十分にあり得る話です。
父の詳細はこちらから↓
お姉ちゃん①はわたしよりひと回り以上歳上で、お姉ちゃん②③は双子らしい。
母曰く、父は「②③は俺の子じゃない!」と怒って1度目の離婚をしたそうです。
(父は一体どんな女を愛してたわけ?笑)
お姉ちゃん①は父に懐いていたのか(?)、そこの家庭で居心地が悪くなった時などに父にヘルプを求めている様子がありました。
小学生くらいの頃、家でお酒を飲んで上機嫌になった父は「**ちゃん(お姉ちゃん①)と電話で話すか?」と言い出すこともありました。
携帯を渡されたところで、電話口の先にいるのは歳の離れた知らない女の人です。
何を話したらいいか分からず、
「え、あの、こんばんは、○○です」
「はい、はい、頑張ってください…」
とぎこちなく応えることしかできませんでした。
当時、その様子を笑いながら見守る母に対しても奇妙な感覚になったのを覚えています。
「え、これどういう状況?変なの〜」って。
母は父に支配されていたので、大人になった今では、笑うしかなかったんだろうなあとも思えますが。
お姉ちゃん①はわたしが幼い頃、どこかのタイミングで長期の海外留学に行ったため、父の書斎のようなところにその荷物をまとめた段ボールが積まれている時期もありました。
現在、お姉ちゃん①②③がどこで何をしているのかなどは全く知りません。
当時からずっと「へー、ふーん」くらいにしか思ってなかったので、そこまで興味もありません。
ですが、わたしも20代半ばになって、“半分血の繋がったお姉ちゃんに会ってみたい”という気持ちも湧いてきています。
なんだか気持ち悪い話だけど、「お姉ちゃんをひと目見てみたい!」っていう純粋な願望です。
また、最近は現実的な視点を持つようになり、わたしが育った家庭が父の職業のわりにはごく庶民的な暮らしをしていたのは、父が3人分の養育費を支払ってたからではないか?とも考えるようになりました。
うちの父は変に情に脆いところがあり、職場のスタッフの子どもの保育料など(?)も出していると言っていたので、実の子の養育費となれば十分な額を与えていたと思われます。
※もちろん父の事業の限界というのも大いにあるけど!笑
それにしても、生涯で2人と結婚して3〜5人(?)の子どもがいるってどんな気持ちなんでしょう。笑
そんなにたくさん大事な人を抱えてきたくせに、母とも離婚してバツ2になった父は今、その中の誰よりも孤独に暮らしています。
それもまた父らしいわ。
あー、滑稽滑稽!
なんておもしれーおじさんなんでしょう。
P.S.
父が死んだらお姉ちゃんたちもお葬式に来るのかなあ、そこで会えるのかなあとか、縁起の悪いことが頭をよぎりました🫨
(あと、遺産とかもどうなるんだろう)
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