神﨑一よし

大分県出身の46歳、霧島市在住の元パイロット。海上自衛隊の艦載ヘリ搭乗員を経て、自費で…

神﨑一よし

大分県出身の46歳、霧島市在住の元パイロット。海上自衛隊の艦載ヘリ搭乗員を経て、自費でライセンスを取得し、国内外の航空会社で豊富な飛行経験を積みました。現在は鹿児島空港近くで、一棟貸しの宿『あぐりや、』を経営しつつ、パイロットを目指す方に向けたコンサルティングも提供しています。

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もしパイ❗️もしも子供がパイロットになりたいと言い出したら

日本一わかりやすいパイロットへの指南書! はじめにパイロットを目指す道は、 ただの職業訓練を超えたまさに人生の一大事業といえるでしょう。 それは技術や知識を学ぶだけでなく、自己発見と成長の場でもあります。 この記事は、そんな夢に向かって一歩を踏み出す皆さんを全力でサポートしたいと思って書きました。 パイロットとして、そして一人の成熟した社会人として成功するために必要な、 知識、準備、そして心構えに焦点を当てていきます。 自己紹介少々長い自己紹介になりますが、これから

    • もしパイ❗️訓練に臨む上で、、、

      今回は、訓練に関してのお話。 訓練において大切なことは何だろうか? 操縦技量の向上? モチベーションの維持? 色々思うところがあると思います。 そこで私からのアドバイスですが、 訓練に臨むにあたり最も大切なことは、”素直であること”です。 なんだそれ! って拍子抜けされた方もいらっしゃるかもしれませんが、これに尽きます。 パイロット訓練では高度な技術と精密な判断が求められます。 そしてそれらを習得する基盤は、指導に対して心を開き、学びを受け入れる姿勢にあります。

      • もしパイ❗️私の失敗談②

        前回からの続き スクールを移動した後、状況は一変しました! 新たな訓練施設では、必要な双発機もしっかりと用意されており、訓練が予定通り進められるようになりました。 移動したスクールで挨拶を済ませた後、私たちは必要な訓練と試験の日程を確認しました。 そこでは前回の失敗も踏まえ、自分達の意志を明確にしました。 余計なやりとりを最小限にするため、訓練スケジュールを自分たちで作成し、試験官の予約や必要な機材の手配も含めすべてを自分たちで行いました。 自衛隊時代、スケジュー

        • もしパイ❗️私の失敗談①

          今回と次回は、私が自費訓練での初期に経験したお話になります。 自費訓練における私の失敗談 自費訓練に関して厳しいことを述べてきましたが、私自身も訓練時に置いては苦い経験をしています。 以下は私の海外訓練における失敗談です。 海外での訓練 今は円安が酷く海外訓練によるライセンス取得の旨味が減少したように思います。 私が訓練していた頃は、上下の波は少しはありましたが120円程度でした。 それはさておき、私が海外での訓練に挑戦した際、知人の紹介で訓練所を選びました。

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        もしパイ❗️もしも子供がパイロットになりたいと言い出したら

          もしパイ❗️自費訓練を選ぶ方に向けて

          どうしてもパイロットになることが諦めきれなかった… そんな、 自費訓練でパイロットを目指す方に 茨の道と知りつつも、自分の夢を諦めきれずに ”自費訓練” でエアラインパイロットを目指す人の多くは、新卒で社会に出た後に、再挑戦する方がほとんどです。 しかし、社会人として働きながら自分の目標に向けて努力を続けることは、モチベーションの維持に加え必要な勉強もしなければならず、肉体的にも精神的にも非常に大変です。 加えて、パイロットの資格を取るためには、多くの場合収入が途切れ

          もしパイ❗️自費訓練を選ぶ方に向けて

          もしパイ❗️私が自衛隊Pを推す理由

          費用面を抜きにしても自衛隊のパイロットコース受験を推奨するその理由 ここでようやく身体検査の時に話していた内容の伏線回収です。 第1種の身体検査基準に合致しているか、さらに操縦センスがあるかどうかを無料で確認する方法こそ、自衛隊のパイロットコースを受験するというものです。 自衛隊のパイロットコースを推奨する理由は、いくつかの重要な要因があります。 この選択は最終的には個人の判断に委ねられますが、自衛隊の選考プロセスを通じて、自分がパイロットとしての適性を持っているかど

          もしパイ❗️私が自衛隊Pを推す理由

          もしパイ❗️必見‼️【学費がなくてもパイロットは目指せる?】

          お金がないとパイロットにはなれないのか? 前回の投稿では、パイロットを目指すには、それ相応の学費・訓練費がかかることを書かせて頂きました。 そしてその最後に、”お金がなくてもパイロットを目指せる方法がある”ということで話を締めくくりました。 今回はそのアンサー投稿となります。 自社養成や航空大学校という選択自社養成 子供がパイロットを目指す際、費用や時間、教育プログラムの選択は大きな関心事です。 特に、エアラインの自社養成プログラムや航空大学校の選択肢には、それぞれ

          もしパイ❗️必見‼️【学費がなくてもパイロットは目指せる?】

          もしパイ❗️親が行う準備について

          前回まで4回に分けて、”子供がパイロットになりたい” と言い出した時に親がやるべきことについて書いてきました。 今回はそれに加えて、親が考えておかなければならないことについて書いてみます。 学費の準備(お金はいくら必要なのか?) 子供がパイロットを目指す場合、その夢を実現するためには多額の資金が必要となります。 特に、一般大学の航空学科を卒業してエアラインに就職するためには、ざっくり2500万円から3000万円程度の学費がかかるとされています。 この金額は学校によっ

          もしパイ❗️親が行う準備について

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと④

          超必見の重要項目‼️前回に続いて親ができることのお話ですが、今回お話しは本当に重要です。 親子で“トラストリテラシー”を高よう パイロットを目指す道のりは、ただの技術や知識の習得だけではありません。 豊富な情報を正確に読み解き、信頼性を見極める力、すなわち「トラストリテラシー」が求められます。 これは、”情報の真偽を判断し、適切な選択を行う能力”です。パイロットとしてのキャリアだけでなく、日常生活においてもこのスキルは非常に有益です。 トラストリテラシーを高めるため

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと④

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと③

          前回に引続き、子供を支えるために親ができることについて書いていきます。 安定した日常生活の提供 ”心配を与えない” 子供がパイロットを目指す際、親がやるべきことの一つは、安定した日常生活を提供し、子供が不安や心配事に悩まされることなく夢に向かって集中できる環境を整えることです。 パイロットという夢は、長い道のりと多くの挑戦を要求します。 その過程で子供が安心して成長できるように、親がしっかりと支える必要があります。 子供が心身ともに健康で、学業や趣味、将来の夢に向か

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと③

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと②

          前回お話しした内容は、 ・目標の共有 ・必要条件の確認 ・資格取得方法の検討 ・ファーストステップの決定 についてでした。 今回も前回に引続き、子供を支えるために親ができることについて書いていきます。 パイロットを目指す子供を支える上で、親ができることは前述の通り多岐にわたります。 今回お話しするポイントは、子供のモチベーションを維持し、夢に向かって進む過程での脱線を防ぎ、目標に対する認識を強化することについてです。 モチベーションの維持(脱線防止) 子供が夢を追い

          もしパイ❗️子供がパイロットになりたいと言い出した時から親がやるべきこと②

          もしパイ❗️子供がパイロットのなりたいと言い出した時から親がやるべきこと①

          前回までの話を踏まえた上で、子供がパイロットになりたいと夢を語り始めたら、親としてどのようにサポートすればよいでしょうか? 今回は、子供の未来に向けた大切な一歩を支えるために、親が取り組むべきことについて考えてみましょう。 前提条件として、それがいつなのか(小学生、中学生、高校生、大学生)で取るべきアクションも多少は変わりますが、ここでは小・中学生くらいを想定して考えてみましょう。 目標の共有 まず最初に行うべきは、子供が目指すパイロットという職業について、その夢や目

          もしパイ❗️子供がパイロットのなりたいと言い出した時から親がやるべきこと①

          もしパイ❗️パイロットに学歴は必要か?

          前回の ”土俵に上がるためには” では、パイロットを目指す上で学力を高めよう! そのために必要な学力を養うために、進学校を目指そう!と書きました。 そしてその理由は昨日書いた通りなのですが、、、 そうは言ってもやっぱり操縦の腕の方が大事でしょ!と思われている方も一定数いらっしゃるのではないかと思い、今回はパイロットと学歴に関してお話をしたいと思います。 ・実力(操縦センス)があれば学歴は必要ないんじゃない? パイロットと聞くと、多くの人は「操縦センス」が最重要な素養

          もしパイ❗️パイロットに学歴は必要か?

          もしパイ❗️土俵に上がるためには⁉️

          前回は、パイロットを目指す上でどうすればいいのか? 戦術と戦術をどのように使っていくのか?と言うことについてお話ししました。 そして今回は、土俵に上がる(入口に立つ)ためには? と言うことについてお話ししてみたいと思います。 ・まずは進学校を目指そう 月並みな回答で、少々ガッカリされた方もいらっしゃるかもしれませんが、これに尽きます。 パイロットを目指す上では一般的な学力が求められます。 なので進学校を目指すことで、自ずと必要なものが付いてくると考えます。 ど

          もしパイ❗️土俵に上がるためには⁉️

          もしパイ❗️子供と一緒に戦略を練り、戦術を考えよう‼️

          保護者であるあなたがやるべきことは⁉️・子供と一緒に考えてみよう 前回の投稿では、具体的なパイロット像(イメージ)を想像してみて下さいと言いました。 みなさん、リアルなイメージを描くことができましたでしょうか? 今回は次のステップとして、さらに目標達成を高めるためのお話をしたいと思います。 それがタイトルにもあるように ”戦略を練り、戦術を考える” ということです。 いきなり戦略とか言われても、ニュアンス的には理解できても具体的に考えようとすると説明しづらいかと思い

          もしパイ❗️子供と一緒に戦略を練り、戦術を考えよう‼️

          もしパイ❗️どんなパイロットになりたいの⁉️

          パイロットに興味や憧れを抱いたあなたのお子様は、どんなパイロットになりたいと言っていますか? ・何を目指したいのかを明確にしよう! パイロットになりたいと思うなら、どのパイロットを目指すかをはっきりさせることがキャリアを築く上で極めて大切です。 戦闘機、エアライン、人命救助を行うヘリコプターパイロット、etc…。 パイロットと一言で言っても、先に述べてきた通りその種類は多岐にわたり、それぞれが異なる役割や魅力を持っています。 そして、どのパイロットに魅力を感じるかも人

          もしパイ❗️どんなパイロットになりたいの⁉️