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もしパイ❗️必見‼️【学費がなくてもパイロットは目指せる?】

お金がないとパイロットにはなれないのか?

前回の投稿では、パイロットを目指すには、それ相応の学費・訓練費がかかることを書かせて頂きました。

そしてその最後に、”お金がなくてもパイロットを目指せる方法がある”ということで話を締めくくりました。

今回はそのアンサー投稿となります。

自社養成や航空大学校という選択

自社養成
子供がパイロットを目指す際、費用や時間、教育プログラムの選択は大きな関心事です。

特に、エアラインの自社養成プログラム航空大学校の選択肢には、それぞれ利点と注意点が存在します。

エアラインの自社養成プログラムは、訓練費用は会社持ちで、社員としてお給料をもらいながら訓練できることから、学生にとって魅力的な選択肢の一つとなっています。

しかし、このプログラムへの受け入れは非常に競争が激しく、すべての希望者がこの道を歩めるわけではありません。

また入社から訓練開始までの間、他職種での研修等もあり、実際の訓練投入から現場に出るまでを考えると、パイロットとしてデビューするまでの時間が長くなる傾向にあります。

繰り返しになりますが、自社養成は非常にブランド力があり、素晴らしい選択肢ではありますが、非常に狭き門です。

もちろん活用しない手はありませんが、唯一の道と考えず、このルートを軸に他の選択肢も取り入れた上で検討するのが最適解ではないかと私は考えます。

航空大学校
次に航空大学校ですが、一般の訓練機関に比べ学費がリーズナブルに設定されており、パイロット教育に特化したカリキュラムを提供しています。(その理由は、設立経緯などを見て頂ければわかると思います。)

出願資格は4年生大学に2年以上在学在学し、規定の必要単位を取得していること等が挙げられており、最短20歳で出願ができます。

しかし現状では、ほとんどの受験生が4年制大学を卒業してから入学することが多いようです。

おそらく訓練が上手くいかなかった場合などのことを考えてのことだと思いますが、賢明な選択であることは間違いないと私も思います。

ただそのため、大学のパイロット養成カリキュラムを卒業してくる方々と比べると、自社養成同様にパイロットとしてデビューするまでの時間が長くなる傾向にあります。

このように自社養成にしても航空大学校にしても、私大の航空学科に比べればリーズナブルとはいえ、一定の学費がかかるということがわかります。


しかし、給与の中央値が400万を切るこの日本においては、上記の選択さえも贅沢なものに見えてしまいます。。。

やはり、教育にかけるお金がなければパイロットは目指せないのか?


今までの話を考えれば、やはりある程度のお金がなければパイロットは目指せないと思われがちですが、そういうわけでもありません。

ここからが、今日の本題!
皆様に注目して頂きたい重要ポイントです!
それは、、、

自衛隊によるパイロット養成の道


自衛隊では、高校卒業後から海・空自の”航空学生”として応募することができ、採用されると給料を受け取りながらパイロットの訓練を受けることが可能です。
(いわば国が行う自社養成です。笑)

海上・航空自衛隊においては、航空学生プログラムを通じて、比較的早期にパイロットとしてのキャリアをスタートさせることができます。

高校卒業後すぐに入隊した場合、20歳から飛行訓練を開始し、20歳代前半で資格を取得し部隊配属。
また入隊6年後には幹部自衛官となります。

また、大卒で一般幹部候補生として入隊してパイロットを目指す方法もあります。

航空自衛隊であれば幹部候補生学校終了後から、海上自衛隊では遠洋練習航海終了後からパイロットの訓練に投入されます。

細かいことを言えば、自衛隊で取得した資格は自衛隊内でのみ有効であり、直接民間への転用は難しい側面もあります。

しかし、パイロットとしての基本的なスキルや経験を積むという意味では、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスに優れた選択肢の一つと言えるでしょう。

もし将来的にブルーインパルスなどのアクロバット、展示飛行をするエアショーパイロットになりたいのであれば一番の近道かもしれません。

ここからは私自身の経験を通してのお話になりますが、、、

私は海上自衛隊の航空学生として入隊して以降、官民含めて20数年に渡り、航空畑でのキャリアを歩んできました。

その経験から費用の問題などのハードルを超えて、どうしてもパイロットになりたいという強い願望がある方には、自衛隊のパイロット養成プログラムを航空業界への、一つの入り口として検討する価値があると考えます。

この道は、特に費用面での負担が少なく、また早期にパイロットとしてのキャリアをスタートさせることが可能だからです。


ただ自衛隊と聞くと、どうしても国防というワードが出てくるため避けられがちですが、ワールドスタンダードで見れば一般的です。

無理にお勧めする気などは一切ありません!
ただ、”タイパ”と”コスパ”は抜群です!
実際私は、この制度のおかげで人生の道を開くことができ感謝もしています。

わからない世界であるため、自衛隊と聞くと引いてしまいがちな部分もあると思います。

しかしパイロットを目指す子供を持つ親としては、自衛隊のパイロット養成プログラムを含め、様々な選択肢を検討し、子供の夢を叶えるための最適な道を一緒に考えていくことが重要ではないでしょうか?

費用の面だけでなく、時間や取得できるスキル、その後のキャリアパスなど、多角的に情報を収集し、子供の未来に向け親として与えうる情報は、提供してあげる必要があると私は考えます。

つづく

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