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もしパイ❗️私の失敗談① 飛行機が無い!

今回と次回は、私が自費訓練での初期に経験したお話になります。

自費訓練における私の失敗談

自費訓練に関して厳しいことを述べてきましたが、私自身も訓練時に置いては苦い経験をしています。

以下は私の海外訓練における失敗談です。

海外での訓練
今は円安が酷く海外訓練によるライセンス取得の旨味が減少したように思います。

私が訓練していた頃は、上下の波は少しはありましたが120円程度でした。

それはさておき、私が海外での訓練に挑戦した際、知人の紹介で訓練所を選びました。

『知り合いがいれば大丈夫だろう』というこの安直な考えが大間違いだったことが、現地に着いて身に染みてわかる結果になりました。

驚くことばかりでしたが、一番驚いたのが、訓練に必要な双発機がスクールに存在しないことが判明したことです。
(双発機:2つのエンジンを搭載している飛行機)

この双発機による訓練は、日本に帰国してから免許を書き換える際に必須であり、非常に重要でした。

訓練内容の申請まで事前にしっかり行っていたのになぜ?

意味が理解できずスクールに事情を問い合わせたところ、なんと双発機は売却されていたのです。

良い値が付いたためオーナーが売ってしまったとのことでした。

彼らからすれば、教習による利益より、売却利益の方が大きかったから売ったぐらいの感覚で、悪びれる様子も全くありませんでした。

もちろん納得など到底できるわけもなく、長〜い話し合いの末、代替え機を用意するということで一旦話は落ち着きました。

そしてスクールが代替機材を用意する間、他の訓練を進めるようにと提案されたのですが、実際は3週間近く経過しても進展はありませんでした。

このような状況で毎日フラストレーションが溜まっていく一方の毎日だったのですが、たった一つの手紙を出しただけでこの状況はいとも簡単に動いたのです。

そのきっかけを作ってくれたのは、当時間借りしていたシェアハウスの大家さんでした。

途方に暮れる毎日を送っていたある日、この状況を、アメリカ人の大家さんに説明すると、彼女はアメリカでは契約が履行されない場合、訴訟が一般的であると教えてくれ、訴訟を考えるべきだとアドバイスしてくれました。

私たちはそのアドバイスに従い、大家さんの力を借りて書面を作成し、スクールに通告しました。

うそみたい!

この行動を起こしたとたん、スクールの対応は一変!

その日のうちに別の姉妹校での訓練が決定!\(^o^)/

今までどれだけ相手にされていなかったかがわかった瞬間でした。

この一件から、海外での訓練では予想外の事態にも柔軟に対応する必要があること、そして国ごとの文化を理解することの重要性を痛感しました。

自衛官としての社会人経験しかなかった私にとって、この海外での訓練体験は、自衛隊以外の社会で直面する厳しい現実と向き合う貴重な機会となりました。

失敗談はまだまだ続きますが今回はここまで。

つづく

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