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もしパイ❗️私の失敗談② 不正請求!

前回からの続き

スクールを移動した後、状況は一変しました!

新たな訓練施設では、必要な双発機もしっかりと用意されており、訓練が予定通り進められるようになりました。

移動したスクールで挨拶を済ませた後、私たちは必要な訓練と試験の日程を確認しました。

そこでは前回の失敗も踏まえ、自分達の意志を明確にしました。

余計なやりとりを最小限にするため、訓練スケジュールを自分たちで作成し、試験官の予約や必要な機材の手配も含めすべてを自分たちで行いました。

自衛隊時代、スケジュール作成業務についたことがあった経験がここで生きました!

積極的に行動したこともあって、必要な準備はあっという間に整ったのですが、訓練を開始してすぐにまた一つ問題が発生しました。

指導を担当するはずの教官が、予想よりもずっと若く、経験が浅いということがわかったのです。

これは飛行訓練においては大きな問題です。

安全な飛行操作を学ぶ上で、経験豊富な教官からの指導が絶対に必要だからです。

しかし、”ただ若く経験が浅い”という理由だけで排除することもできず、とりあえずはその教官での訓練に望むことにしたのですが、こういう時に限って起きるんですよね、問題って。(笑)

笑って見逃せる内容ではない…

実際、初日の訓練中に問題が起きました。

あの若い教官からすれば、ちょっと不運だったかもしれません。

発生した事象は飛行機のギア(脚)に関わるもので普段であれば脚が出て、固定されていることを確認できるライトが点灯しなかったのです。

脚が適切に固定されていない可能性があり、固定されていない場合、非常に危険な状況に陥る可能性がありました。

結果として、最悪の状況に陥ることはありませんでしたが、この若い教官は適切な対応ができなかった上、私たちの助言も聞き入れなかったのです。

このことから、私たちは彼を訓練から外すようにスクールに申し入れました。

結果、より経験豊富な教官へ変更してもらい、その後の訓練は順調に進みました。

なんとか無事に全ての訓練と試験を終え、日本へ帰国することができましたが、最後の最後、帰国後に予想外の事態が待っていました。

スクールから身に覚えのない高額な請求が来たのです!


忘れた頃にやってきた高額請求!

この問題に対処するために、私はクレジットカード会社に調査を依頼し確認しました。

詳細は割愛しますが、簡単にいうと訓練費の水増し請求で、私たちが帰国して以降の期日のものもあり、極めて杜撰な請求でした。

結果、最終的には”誤請求”であったということで話は纏まりました。

しかし誤請求という割には、私の相方にも同じように高額な身に覚えのない請求が来ていたので実際のところどうなのやら。。。

この一連の経験から、海外での訓練には様々なリスクが伴うことを痛感しました。

特に、訓練施設の選定には最大限の注意が必要です。

ありがちなパターンで言えば、日本人のインストラクターがいるからといった理由で、変な安心感からそのスクールを選んでしまうといったような話です。

今はネットで情報を拾うことがとても簡単な時代になりました。

スクール選びに関して言えば、日本人の口コミだけでなく、外国人の口コミも見ることで、より正確で信頼できる情報を得た上でスクールを決めることが重要です。

また、万が一の事態に備えて、自分たちで状況をコントロールできるように常に準備を怠らないことをお勧めします。

私自身の経験だけを振り返ってみても、さまざまなことが起こりました。

自費訓練を行った同僚たちの中には、さらに困難な状況に直面した方もいます。

総じて言えることは、事前準備の重要性です。

事前に準備をしておけば、予期せぬ事態にも対応でき、選択肢も広がります。

このようなことばかりではありませんが、やはり社会人になってからの再挑戦は容易ではありません。

ただ、夢を実現することや仕事のやりがいは、それ以前と比べて格別であることはまちがいないでしょう。

ネガティブな話ばかりで気が滅入ってしまった方もいるかもしれませんが、それでも挑戦される方を、私は心から応援しています!

今回のお話はここまで

つづく

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