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もしパイ❗️現実は厳しく残酷だが、、、

メインとオルタネート(代替) 〜どうしても夢が叶わなくても〜

今回のお話は少し気分が下がるかもしれません。

それは、どんなにしっかりとリサーチし、理想的な将来像をイメージし、地道に取り組んでも、結果が確実に伴う保証がないからです。

時には、受け入れなければならない現実が待っている場合もあります。

それならば「行き当たりばったりでもいいんじゃないか?」と思われる方もいるかもしれません。

確かに、行き当たりばったりでうまくいく人もいますが、そのやり方がどこまで通用するかは重要なポイントです。

このような話になると、私は「はじめの一歩」という漫画を思い出します。

作中で、ボクシングジムの会長が言ったセリフ。

「努力した者が全て報われるとは限らん。しかし、成功した者は皆すべからく努力しておる。」


これはまさに、この話の核心をついた言葉だと私は思います。

ただ、志を持ったばかりの子供に無理にこのことを考えさせる必要はありませんが、親はどんな時でも、子供を受け止められるようにしておかなければならないと考えています。(これは自分への戒めも含めて書いています。)


また、希望していない、避けたいと思っていたものであった場合でも、それは必ずしも否定的なものではありません。

私の経験にもそのような事例があります。

私は海上自衛隊に入隊当初、固定翼機パイロットを目指していましたが、運命のいたずらでヘリコプターパイロットとしての道を歩むことになりました。

そして退職後、自費で資格を取得し、エアラインで勤務という道を歩みました。

その中で、当初は全く考えもしなかったヘリコプターパイロットの職務が、実は私にとって最もやりがいを感じる仕事であり、天職だったかもしれないと今では感じていたりするからです。

このように、予期せぬ道を歩むことになっても、それが最終的に自分にとって大きな価値をもたらすことがあります。

希望通りに人生が進まなくても、その中で新たな可能性に出会えたという、一つの例です。

これまでパイロットになる夢を追い求める過程で、考慮すべき事項や準備すべきことについてお話ししてきましたが、夢が叶わないという現実もまた存在します。

しかしその過程において、親子が共に取り組んできたことを振り返ると、子供がどの場所に立っても堂々と振る舞えるような人間に成長していることが見て取れるでしょう。

また、この一連のプロセスを通じて、子供だけでなく親自身も精神的な成長を遂げ、新たな価値観を発見するという副産物も生まれているかもしれません。

子供と共に歩んだパイロットへの道は、単に特定の職業を目指す道のりではなく、社会で生き抜くための貴重なスキルや、人としての深みを育む経験そのものです。

家族が一丸となって取り組むことで、コミュニケーション能力、協調性、責任感といった社会人基礎能力が自然と身につきます。

夢を追い求める過程で身につけた知識、経験、スキルは決して無駄にはなりません。

別の分野で新たな挑戦をする際には大きな力となるでしょう。

パイロットという特定の職業に就くことだけが人生の目標ではなく、どのような状況でも前向きに取り組み、成長し続けることが大切です。

家族全員が互いに支え合いながら成長できれば、たとえ道中で目標が変わったとしても、その過程で得たものは新たな目標達成に向けた強固な基盤となります。

親として子供の夢を全力でサポートすることは、子供を一人前の社会人に育て上げる貴重な過程です。

そして、その過程自体が親子にとっての大きな財産となり、家族の絆を深めることにもつながります。

夢が叶わないという結果に終わったとしても、その旅路で得たものは、人生のどの段階においても価値あるものとして、常に生かされ続けるでしょう。


おわりに

これを最後まで読んでくださった皆様は、既にお分かりいただけていると思いますが、私が述べてきたことはパイロットに限ったことではありません。

どの仕事を志す上でも同じです!

これまでのお話を通して、パイロットになるための道筋や、その過程で家族が果たす大切な役割についてお話してきました。

パイロットの夢を追い求める道は、確かに努力が必要で、時には大きな挑戦が伴います。

しかし、「やらなければならない」というプレッシャーに囚われすぎると、その過程が困難になってしまうこともあります。

何度もお伝えしますが、大切なのはバランスを保つことです。

新しいことを学び、成長する喜びや、目標に向かって進む中で感じる達成感は、この過程を一層豊かにします。

過程を楽しむことができれば、自然と持続的なモチベーションにつながります。

もし楽しみが感じられなくなってきたなら、それは今の取り組み方を見直す絶好のタイミングです。

肩の力を抜いて一息入れてみましょう!


最後に、子供の夢に寄り添い、挑戦をする皆さんに心からエールを送ります。

それぞれのペースで、確実に一歩ずつ前進することが、夢に繋がる道を開く鍵です。

夢は見るためだけのものではなく、掴み取るもの!

家族の力を信じて進んでください❗️


〜おわり〜

#創作大賞2024
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