第3回 「できるリーダー」と誰でも言われるようになるためのコツ(成果を出すための最強の組織マネジメント)~マネジメントには周到な準備が大切~

こんにちは。
第3回目のテーマは、「マネジメントには周到な準備が大切」の続きです。繰り返しになりますが、マネジメントの成功の8割くらいはこの事前の準備で決まるのではないかと私は思っています。

2.所信表明演説を考えておく
着任したら初日、遅くとも1週間以内に全チーム員を集めて、あなたの所信表明演説を行います。国家の元首や会社の社長と一緒ですね。

そこではあなたも着任直後でまだ仕事の中身はわからないかと思いますので、そのような内容に触れる必要はありません。あなたがどんなチーム(部、室、課)を作っていきたいか、何を大切な価値観や行動規範にしていきたいか、このようなことに触れられれば十分です。またその際には、あなたの自己紹介も忘れないでください。これまでの経歴もそうですが、趣味や特技、最近こだわっていることなどについて明るく率直に話をしてみましょう。できれば、より親しみが持てるように写真や動画入りの方が良いです。チーム員のみんなは「どんな部長、課長が来るんだろう」と身構えて待っています。この所信表明演説によって、一気にチーム員との距離感が縮まるとともに、「この上司なら安心して仕事ができる」「このような方向を向いて仕事をすれば良いのか」といった方向にチーム員の気持ちをもっていくことができます。

この着任直後の所信表明演説は非常に重要なイベントですが、着任していきなり考えても浮かぶものではなく、またそれでは遅いのです。着任前にしっかりと考えて、紙に起こしておくようにしましょう。

次回は3点目のポイント以降を紹介します。

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