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阿世
2024年5月22日 22:31
欠けたカケラはわたくしの薬指の白い爪爪先の端は甘く鈍い切れ味のちいさな刃に化けた浅い睡りのはざまで掻り 掻り 掻り 掻り肌を掻き情けもなく心無くいたずらに肌身傷つくるベッドサイドの白色ランプは然も人工の月よろしく嫋やかに光って仄か照らしだされた手腕のしらじら幽けく浮かびあがるわあゝ滲んだ血の玉が艶めく傷から湧き出ず
2023年6月19日 20:10
豐かな水から一掬を手皿に滿たしたなら指の隙から泪のやうにしたたり落ちてゆくけれど汲みとれたその僅かさこそがヱッセンス御惠みの一滴詩と写真.....十阿弥阿世. ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。