阿世

わたしにとっては大事なことの、なにげない日々さえずるよ。

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    7行に満たない詩をあつめ、 新旧とりまぜマトメていきます. .。+ °

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Voyager

目には見えない思いを 言葉に訳して発するのは、 遠くとおくへ心へ飛ばす旅路のようです。 心だけなら 井の中からでも 羽を伸ばしてはばたかせて外へ、 海へ、空へ、世界へ、宇宙にまでも... どこまでだってさすらえそう。 宛てのない 目処もつかぬ 果てしなき旅路へと... さあ、飛ぼう、ノートの翼ひろげて。

    • 詩:傷

      欠けたカケラは わたくしの 薬指の白い爪 爪先の端は 甘く鈍い切れ味の ちいさな刃に化けた 浅い睡りのはざまで 掻り 掻り 掻り 掻り 肌を掻き 情けもなく心無く いたずらに肌身 傷つくる ベッドサイドの白色ランプは 然も人工の月よろしく 嫋やかに光って 仄か 照らしだされた手腕の しらじら幽けく浮かびあがるわ あゝ 滲んだ 血の玉が艶めく 傷から湧き出ずルビーのやうに 十阿弥阿世

      • 市街地の里

        雉鳩だよ。 昨今、 辺り近所で よく見かける野鳥だそうなの。 これと言って珍しくもないらしいけど... 私には...私的には... お初で お目にかかれた鳥さん。 こんな至近距離の真ん前で 雉鳩を見られたのは初めてなもので、 ちょっと珍か。. .・ 近頃は 空を見ても 飛ぶ鳥のなかに、 カラスや雀が減ったように感じます。 代わりに この雉鳩たちを 見かける機会が増したよね。 鳩は みーんな 平和の象徴なのだけれど、 その中で取り分けても雉鳩さんは... " 災

        • 文始め

          明けまして2024年。 年始の事始めに伴いまして、 すでに日常も動きだしています. .・ 人生のヒトコマの ナニゴトかを日記というジャンルで、 どれほど描いてゆけることでしょうか。 ここからこれから 更新頻度は ゆるくも途切れず、 道のりのように長々と 続けていければ良きかなと。 この一身上に於いては はてな如何な一年となりましょう、 折に触れて色々と綴っていけるといいな。 先ずは挨拶までに。 一月十日...阿世

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        Voyager

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          2023年、これにて。

          年の瀬ですね。 光陰矢の如しとはこのことか、 あと数日が経てばお正月... 早いものです。 今年は、 持病か未病と思しき 体調不良に見舞われて、 途中から静かに休んでおりました。 もう あと数日で 年が新たまりますゆえ、 拙くも2023年の〆をと思い立ち こうして久しくも言葉を置く次第。 どんな1年であったか-。 健康の有り難みにしみじみ感じ入り、 心から感謝することばかりに 溢れました。 ・まともに歩けること ・まともに座れること ・なんの気なしに寝返りを打てる

          2023年、これにて。

          随想百感 ∞呼びあう歌と心∞

          ふだんは、 言葉もなく なにをか物思う。 そのせいか知らねど、 詞のない歌が好きだわ。 あるのは音符の声...だから歌. .。+ ° 加えて、 意味のすべてを 解せない外国語の歌も好き。 耳ざわり佳き音の連続だけになるもの。 それでも驚いたことがある 和訳サイトで 歌詞の大まかな意味を知ったとき、 自らの心境や境涯に近い内容の"詞"を 聴いていた...なんてことがよくあってね。 なんだ 言語の意味というもの。 日本人脳の私には聞きとれなくても、 人種性別のない魂は

          随想百感 ∞呼びあう歌と心∞

          思い出は いつも今生まれ 昔日とつらなりながら 未来へとつづくhistory story

          思い出は いつも今生まれ 昔日とつらなりながら 未来へとつづくhistory story

          詩:ヱッセンス

          豐かな水から一掬を 手皿に滿たしたなら 指の隙から泪のやうに したたり落ちてゆくけれど 汲みとれた その僅かさこそが ヱッセンス 御惠みの 一滴 詩と写真.....十阿弥阿世 . ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。

          詩:ヱッセンス

          おぼろたんぽぽ

          ほ ん わ か ま あ る い お ぼ ろ た ん ぽ ぽ 綿 毛 の 月 ょ ちいさな詩by...ayo十ami . ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。 〜 随 想 百 感 〜 夜道に明るむ道路灯 人っ気の少なくなる時間帯には、 なるべく安全に歩くための よすがとなりますね。 街の灯から離れるほど 胸中へ気体のように広がってくる そこはかとない不安感そして 身辺への要警戒度...MAX。 盲目的な暗がりは怖い 点々と行き交う 人の挙動に

          おぼろたんぽぽ

          所帯

          ゆきひら鍋に ころんこ たまご ろっこ あぶく ぷくぷく 湯玉はぢける こよなく いとしい所帯だわ お家のなか お台所 帰宅を待つ ちいさな詩by...ayo十ami 〜 言の葉想 〜 「 所帯 」 寝食を共にし、 生計を支えあい、 悲喜こもごもを一緒に 分かちあって暮らしあう。 大事な人のいるところ " 家庭 "と言うよりも生活の匂いがする、 渋く現実味の濃いこの言葉に 営みの温かさを思います。 カーテンの隙間からこぼれる家々の灯り 団欒の笑い声が漏れてくる

          風邪っぴき顛末記3

          安静 という名の 寝っぱなしを 全うした2日目を過ぎて... そろそろ 扁桃炎のピークも 山を越えるでしょう、 症状が出始めてから3日目の朝。 熱 / 37℃台:のど / やや痛い おー・・・ だいぶ下がったし 扁桃の腫れもひいてきた、けれど。 今度は声が壊滅的 何か喋ると 低ぅい太ぉい 擦れて聞きにくい音が出た... ⁈...「ヴドビドゥバボ ボドボベ ゴヲヲ」...⁉︎ これが自分の声だなんて! ひどい声音に言葉が乗って、 轟々と唸るようなのよ耳を疑う.

          風邪っぴき顛末記3

          風邪っぴき顛末記2

          いつもよりか、 ちょっと重いだけのただの風邪。 お薬を飲んで休養すればもう治るよね. .・ なんて軽く思っていたの このとき、 自分の平熱近くまで 解熱してきたものだから... \ 出勤○日から出来ます / とも、 意気揚々キリッと 連絡してしまったよ。 その判断が後日わが身の首を〆るんす 夕食はスープごはん。 けどヤケにヤッパリのどに 違和感があり飲みくだすのが大変... 小骨でも刺さっているかのよう。 お薬を服用し早めに就寝するも、 その晩から体調急転。

          風邪っぴき顛末記2

          風邪っぴき顛末記1

          この頃は 季節はずれの インフルエンザが流行っているとか。 そんな時節に自分は 風邪に罹ってしまいまして、 その顛末を日記にしたものです。 これといって 特筆すべきこともなきを 物して書く綴り好きの性... ふつうの日常に幸あれ. .。+ ° (※23.5月中旬〜末に亘ってのlog) . ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。. ・ ° ・ 。 どよんと淀んだ空の下 微熱に 浮かされながら、 えっちらおっちら 歩いていたの...どこへ? クリニックまで。 風邪っぴ

          風邪っぴき顛末記1

          グッドモーニング

          -とある日の朝。 鼻さきっちょを 指さきっちょで擽られ、 触覚むずむずする刺激に意識お呼ばれよ。 「 ん、ふがっ、ふっ、、、」 ・ ・ ・ 目蓋..... うっすら... 開いてく.. と、 ・ ・ ・ 「 ぷふふっ♪ しっしっしっ♪ 」 愉快げに 笑う声が耳に届いた、 聴覚スルスルよく聞こえ... それが朝イチ目覚まし音。 ?「 起きたか、、、起きたな♪ 」 ・ ・ ・ 私「 ... ... ... 。」 寝ぼけまなこに映るのは、 いたずらっ子い表情を浮かべて

          グッドモーニング