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映像クリエイターがディレクションの仕事に転身した理由

私は2020年から動画制作を開始し、フリーランスや小規模企業の方のイメージムービーの制作活動を行ってきました。

ここ数年、「ブランディング」という言葉をよく聞くようになり、その一環として自社のプロモーションに動画を使用する会社が増えつつあります。ブランディングとはなんぞや?という話は今回は置いといて、モノやサービスが増えすぎた今の世界。少しでも差別化や自社のビジョンを伝えるために、動画を選ぶのだと思います。

(↑撮影させていただいたなかでも、自分がとても思い入れのある動画です)

それはさておき、動画クリエイターとして活動していた自分が、「ディレクション」の仕事に興味を持った理由は、「映像を制作するだけでは企業(フリーランスも)は変わらないから」と決定的に感じたからです。


動画制作だけでは十分ではないと感じた理由

なぜ、動画制作だけではいけないと感じたか。

それは、色々な企業や個人事業主の方と関わるなかで、コンテンツの運用方法にまできちんとビジョンがある会社さんが思いのほか多くないと感じたからです。(もちろん、きちんとした方もいます)

例えば、せっかく時間と労力をかけて依頼してくださった動画を十分に運用できていないと思うことが多くありました。失礼ながら一例を挙げると、制作しただけで一度SNSに公開しただけで満足してしまっておしまいだったり、「そんな場所に貼り付けてもお客さんに見つけていただけないのに…」という場所にひっそり公開するだけだったり。

どんなに素敵な作品を作ろうと、それを見てもらうための導線作りができていないと、多くの人に見てもらえないですし、多大な制作時間やお金を無駄にしてしまうことになります。

それに動画は、一度SNSに公開するだけ、どこかに貼り付けるだけでは、あまりにコスパが悪すぎます。動画制作は大きな予算と時間がかかりますから、それを回収するために存分に使ってあげないとと感じるのです。

これらの経験から、少なくとも動画の運用方法までアドバイスできる動画クリエイターにならないと真の意味ではお役には立てないという思いが芽生えました。

それに、動画クリエイター側の勝手な都合を言わせていただくと、会社さん側の運用に課題があるのに「動画をせっかく制作したのに、あのクリエイターの動画はちっとも効果が出ない」なんて言われるのも心外なのです(笑)


ウェブ・写真・動画などで自社の思いを正しく伝えよう

今年から私は、パートナーと協業でウェブ制作、ロゴデザインや写真(動画)撮影をトータルで提案する活動を始めました。

モノやサービスで溢れたこの世界。

どちらを向いても似たようなサービスやモノばかりで、差別化が非常に難しくなっています。それでもお客さんに愛されているモノ・サービスは、その魅力がきちんとユーザーに伝わっているからに他なりません。

素敵なサービスやモノを作りをすることも大切ですが、どう伝えたら魅力や思いが伝わるのか。

一緒に悩み考えられるパートナーとして、動画クリエイターからクリエイティブディレクションの仕事を始めました。

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