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本の話し

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本の紹介、本を読んだ後の感想など
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#読書の秋2022

「ねじまき鳥クロニクル」頑固な愛、多様な価値観。

Audibleでオーディオブック化されたため、久しぶりに通しで読了。 と言っても、出かけるときに…

P-segare
1年前
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「拝啓 人事部長殿」働きやすい会社とは。

すべての会社員に読んでほしい!と言える、働き方改革の本。この本を出してくれた著者へ感謝の…

P-segare
1年前
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「日本左翼史」学生運動とは何だったのか。

父親が大学生のときに学生運動に参加していたらしい。 「学生運動で石を投げてた」と聞いたし…

P-segare
1年前
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「阿部一族」を読んで死について考える。

とにかくみんな死にたがる。いや、武士たるもの死に際が肝心。華々しい最期を飾れるようにと、…

P-segare
1年前
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「モモ」私にとっての時間泥棒は誰なのか。

「灰色の男たち」が街の人々から時間を奪っていく。モモは灰色の男たちと闘い、奪われた時間を…

P-segare
1年前
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「海辺のカフカ」メタフォリカルな世界

「ねじまき鳥クロニクル」に続き、AudibleでAudio Book化されたため久しぶりに通して読了。 …

P-segare
1年前
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「人間不平等起源論」人を恨んでしまうのは、あなたのせいではない。

もともと、この本を読もうと思ったきっかけは國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』のなかの一節がきっかけだった。狩猟採集時代の話しである。 社会というものが出来上がる前(つまり狩猟採集時代)は、自然状態だったから、「嫌な奴がいればどこか別の場所に行けばいい」という単純な発想だった。だが、食糧を得る方法が狩猟から農耕に変化していくにつれて、定住による様々な弊害が出てくることになる。弊害というか、それ故に社会が形成されていくことになる。 農耕社会じゃなければ、野武士から村を守ってもら

「国境の南、太陽の西」消えていく女たち。

この作品は「島本さん」の物語と言っていい。 村上作品では、よく女の人がいなくなってしまう…

P-segare
1年前
21

もう「利己的な遺伝子」さん、静かにしてて下さいよ。

この本のハイライトというか、一番面白い章は、どう考えても第9章「雄と雌の争い」です。 い…

P-segare
1年前
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