ジェンダーノンバイナリー、服の買い物
こんにちは、amiです。
今日の珈琲屋さん
自分の大好きな趣味は珈琲屋さんで仕事をすること。
今日も新しい喫茶店に来てます。
WaikikiにあるGlazers Coffee。
(*コロナ前の写真)
とってもフレンドリーな従業員に出迎えられ、
初めてのHaupia Latte!!
Haupiaとはハワイのココナッツからできたデザート。
いつもデザートバージョンしか見たことなく、ラテは初めて。
そのラテをお店の人が
「私がつくったのー!」ってすっごい嬉しいそうに話すから
試さないわけには行かない 笑
とっても美味しくて、多分オアフに来て一番好きな飲み物かも。。。
笑顔で「上手いっ!」って👍ポーズをすると、
とっても嬉しそうにニコって。
珈琲屋さんで働くことが大好きなんだなって
好きなことをしてる人見てると幸せがもらえる気がする。
Its a good day again hehe
さてさて、
今回のブログは、LGBTQIA+として経験してきた
服の買い物について
「好きな服を着る」だけなのに、
何でこんなに難しいんだろう?
小学生の頃、いつも男の子用の服を買ってました。
何も疑問に思わず
自分の好きな服を買う。
それがたまたま男の子のセクションにあったのですが、
中学に入ってから、
自分らしさを周囲に合わせ初め、
男の子のセクションから離れることに。
女の子の服を着るからには、
"IM GONNA BE FUCKING FABULOUS"
って気持ちで
短いスカートとヒールを履いて
偉そうに東京を歩きまわってました 笑
でも、いくら可愛い服を着ても、
全然自分に自信が持てないし、しっくりとこない。
うーん。なんでだろう。
大学に入って、Tumblrというウェブサイトを始めたのですが
そこでトムボーイの格好をした女の子たちの写真にとっても惹かれました。
(例その1↓) 笑
自分もこうなりたい!!
って憧れの惹かれ方。
でも、トムボーイの格好をする服を持ってないし、
買い物に行かないといけない。
それに、友達はみんな女の子らしいamiしか知らない。
それから約二年間何もできずにいました
別に悪いことしてる訳じゃない。
自分らしい服を着たいってだけ。
それなのに
悪いことしてる気がする。
とっても恥ずかしいと思ってしまう。
そして、周りに受け入れられなかったらどうしよう。。。って思っちゃう
この状況から抜け出せたのは、
エクアドルに留学したことでした。
日本でもなく、アメリカでもなく、エクアドルで自由を得る
私たちは生まれた時から
社会によって勝手に与えられた役割(societal roles, 社会的役割)があります。
例えば・・・
「女の子」・「男の子」として服従しなければいけないルール
例)女の子何だから足閉じなさい!男の子何だからもっと強くなくちゃダメでしょ!
「大人」として服従しなければいけないルール
例)仕事をするときはフォーマルな服装。言葉遣い。自分だけでなく、周りのこともしっかり考える。考え方と態度が成熟している。
などなど。
これらはただ単に社会によって構築されたイデオロギー。
ただの概念。それ以外何でもない。
でも、
周りがみんなそれに服従して生きてることから、
服従しないと仕事がもらえなかったりと自分の将来に影響することから
自然とみんな社会的役割をきちんと果たそうとします。
私もアリンコみたいにセコセコ
アメリカにいるときは日経アメリカ人として期待される社会的役割。
日本にいるときは日本人としての社会的役割
を果たすために頑張ってました。
でもエクアドルに行ってその社会的役割が一つだけとなりました。
それは、
旅人
という役割。
要するに、自分がどんな人であれ、
エクアドルの社会からかけ離れた人でも
許される特別な特権。
それを良いことに、
少しずつメンズの短パンを履くようになったり、
ボーイッシュな格好をするようになりました。
そして一番大きかったのは
トランスジェンダーの人たちの団体でインターンをしたこと。
自分はトランスジェンダーとはアイデンティファイしませんが、
周りにLGBTQIA+として誇らしく生きている人たち。
家族が大反対して、地元から追い出されても自分らしく生きる道を選択した人たち。
と時間を過ごすことで、
少しずつその勇気を私も持てるようになりました。
そして、彼らがサポートしてくれたからこそ、
周りにどう思われようと関係ないって思える自信がつきました。
この2点から
私はアメリカに戻ってからも自分が着たい服を徐々に着れるようになりました。(後は社会構築主義を学んで少し気が楽になった)
一番の難関
自分らしい服がわかり、着れるようになってから一番の難関は、
お店で実際に買い物にいくことでした。
お店に入って店員さんが自分のことを見るのは当たり前。
お客さんとして接待しないといけないから
でも、メンズの服を着始めた、ゲイベイビーである自分は
その目線を、「変なやつ」「何でこの人メンズで買い物してるの?」
という目線に感じてしまい、大好きなショッピングが苦痛でした。
実際にサンフランシスコのゲイの中心地にあるPatagoniaのお店で
店員にひどい扱いをされました。
(そのことをPatagonia本部にemailを送り一年間80%のディスカウントをもらい、お店の再教育を約束してくれました)
幸いこの出来事は数年前に起こり、
ノンバイナリーというアイデンティティーに自信を持てて、
友達も周りいたので、平気でしたが
自分がゲイベイビーの時にこんなことがあったらトラウマです。
服ごときですが、
服ごときにこんなにも難しい思いをし、脱出するのに数年もかかりました。
今こうして
自分らしい服を着れて、幸せです。
何年もかけて勝ち取った自由。
今ブログを書きながら、忘れかけてた感謝しなければいけない事に気づかされました。
小さなことも忘れずにですね。
では今回はこの辺で、また次回まで!
Be kind to each other,
Aloha!
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