問題解決の要:真の課題を見抜く力が成果を左右する
気づかぬうちに蓄積されていた不便さ
最近、4年間愛用していたインテル搭載のMacbook Airを新しいM3モデルに買い替えました。きっかけは、あるソフトの著しい動作の遅さでした。1テンポ、2テンポのディレイ、そして度重なるフリーズ。これが限界だと判断し、PCに詳しい知人に相談して買い替えを決意しました。
新しいPCは想像以上に快適でした。しかし、最も驚いたのは、それまで「問題ない」と思っていた他のソフトの動作までもが、劇的に改善されたことです。
思い込みが隠す本質的な問題
この経験から、興味深い気づきが得られました。「インターネットが遅い」と思い込んでいたウェブサイトの表示も、実は瞬時に開くようになったのです。つまり、これまで私は:
問題がないと思い込んでいた部分に実は問題があった
インターネット回線の問題だと誤認していた
知らず知らずのうちにストレスを抱えていた
問題発見の重要性
この経験は、ロジカルシンキングセミナーで学んだ「本当の問題発見をすることが問題解決の8割」という言葉の深い意味を再認識させてくれました。
コンサルティングにおける真の課題発見
これをビジネスコンサルティングの文脈で考えてみましょう。クライアントが抱える本当の問題は、必ずしも表面化している症状と一致するとは限りません。例えば:
売上不振の真因は、営業力不足ではなく商品開発にあるかもしれない
離職率の高さは、給与水準ではなく組織文化に問題があるかもしれない
業務効率の低下は、スキル不足ではなくシステムの陳腐化が原因かもしれない
効果的な問題解決のために
真の問題を見抜くためには、以下のようなアプローチが有効です:
表面的な症状に惑わされない
クライアントの「思い込み」にも注意を払う
データと実態の両面から分析を行う
複数の視点から状況を観察する
解決策の有効性を高めるために
どんなに優れた解決策でも、それが誤った問題に対するものであれば、その効果は限定的なものとなってしまいます。コンサルタントとして成果を上げるためには:
クライアントとの深い対話を通じた本質的な課題の把握
表面的な症状と根本的な原因の区別
複合的な要因の分析と優先順位付け
これらが重要となります。
まとめ:真の問題発見がもたらす価値
私のPC買い替えの経験が示すように、問題の本質を見抜くことは必ずしも容易ではありません。しかし、それこそが最も重要な部分なのです。
コンサルタントとして、クライアントの真の課題を見抜き、適切な解決策を提供することで、初めて本当の価値を生み出すことができます。そのためにも、問題発見のスキルを磨き続けることが不可欠なのです。
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