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読書感想

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読書が好きなので、その感想を。主に俳句にまつわる読書。たまにほかのジャンルも。
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視点が個性

視点が個性

俳句のことを知りたくて、俳句にまつわるエッセイを読んでいます。
3冊目に読んだのは、『芸人と俳人』(又吉直樹×堀本裕樹、集英社)。図書館の棚で見つけ、あっという間に読了しました。

芸人の又吉さんが俳句について、俳人の堀本さんに対談&講義形式で教わる文芸誌『すばる』での連載で、2年間の内容を本にまとめたエッセイでした。
鋭い視点と独特の感性で俳句に切り込んでいく又吉さんと、初心者を自然な形で楽しま

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季語が語る、季語で遊ぶ

季語が語る、季語で遊ぶ

俳句を知りたくて、俳句にまつわるエッセイを読んでいます。

2冊目は川上弘美さんの『わたしの好きな季語』。
四季と新年、それぞれから川上さんの好きな季語について、まつわるエピソードと季語の入った俳句が紹介されています。

見開き1エピソードというテンポ感、とても読みやすかったです…。川上さんの小説にも手を出したくなる、心地よいウィットがきいた文章でした。

俳句を読み始めて感じるのは、季語というの

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俳句のことを知りたくて、読んだ本

俳句のことを知りたくて、読んだ本

どうしても読みたい俳句の本があったのですが、俳句の読み方が分からない。そこで俳句のことを話してくれるエッセイはないかしらと手に取りました。

岸本葉子さんの『俳句、やめられません』。副題の「季節の言葉と暮らす幸せ」が自分に響いて手に取りました。
岸本さんのエッセイは新聞で読んでいましたが、俳句もされているのは初めて知り、そこでも興味を引かれました。

読んでみて、俳句の扉を叩きたい人にはうってつけ

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