マガジンのカバー画像

俳句・二十四節気七十二候

6
二十四節気、七十二候を学びながら俳句を通じて季節を感じる企画。
運営しているクリエイター

記事一覧

七十二候に並走して。【霜降】霎時施す

七十二候に並走して。【霜降】霎時施す

本日は朝、図書を返却したのちお気に入りのカフェへ。そのカフェは大きな窓が開け放たれていて、やさしい緑と朝の光、鳥の声を存分に満喫できました。風に当たっていると膝掛けが欲しくなるような季節になってきましたね。

日本の四季をこまやかに感じるために、七十二の候に合わせて暦を学び俳句を詠む企画です。本日は霜降の次候“霎時施す“。

季節に疎く、時雨が秋の終わり頃から降り始めることを初めて知りました。

もっとみる
七十二候に並走して。【霜降】霜初めて降る

七十二候に並走して。【霜降】霜初めて降る

うっかり薄着で寝ると、明け方ぶるりと目を覚ますことが多くなりました。朝肌寒くて羽織りものをして出かけても、日中は暑くて荷物になる……。温度調節を慎重に行って、体調管理に気を引き締めなければならない時期だなあと感じています。

日本の四季をこまやかに感じるために、七十二の候に合わせて暦を学び俳句を詠む企画です。本日は霜降の初候“霜初めて降る“。

霜を踏むということが、イベントになりつつあります。私

もっとみる
七十二候に並走して。【寒露】蟋蟀在戸

七十二候に並走して。【寒露】蟋蟀在戸

北の大地に夫と来ています。気分は吟行句会で、歳時記も持参しました。保険で持ってきたマフラーやニット帽は普通に活躍しています。風や空気の冷たさは、もう関東の冬……。北海道は季節が一歩先を行っているような感覚です。

日本の四季をこまやかに感じるために、七十二の候に合わせて暦を学び俳句を詠む企画です。本日は寒露の末候“蟋蟀在戸“。

きりぎりすと言っても現在のこおろぎのことで、秋に鳴く虫の総称でもあっ

もっとみる
七十二候に並走して。【寒露】菊花開く

七十二候に並走して。【寒露】菊花開く

溶けるような夏が過ぎ、喜び勇んで家の窓を開け放って過ごしていましたが、あっという間に入る風が身体に染みる冷たさになってしまいました。

日本の四季をこまやかに感じるために、七十二の候に合わせて暦を学び俳句を詠む企画です。本日は寒露の次候“菊花開く”。

菊は薬草として日本へ奈良時代に伝わったそうです。奈良時代とは西暦710〜794年の時代で、西暦が3桁の頃から日本にあるとは驚きです。

普段not

もっとみる
七十二候に並走して。【寒露】鴻雁来る

七十二候に並走して。【寒露】鴻雁来る

本格的に寒くなってきた今日この頃。夜は窓を開け放しておくと、いつの間にか部屋がジンと冷えるようになりました。常備しておいたアイスコーヒーが姿を消し、電気湯沸かし器が音を立てています。

日本の四季をこまやかに感じるために、七十二の候に合わせて暦を学び俳句を詠む企画です。本日は寒露の初候“鴻雁来る”。

雁という鳥を具体的に思い出すことができず、ネットにて検索。

これは外国の写真のよう。日本に飛ん

もっとみる
七十二候に並走して。俳句を通じて季節を感じるチャレンジ企画

七十二候に並走して。俳句を通じて季節を感じるチャレンジ企画

徐々に秋を実感できる気候となってきましたね。俳句を詠んでいると、歩きながら季節を探したり、1日の“よかったこと”を振り返るようになったり。
今まで大きな流れとして捉えていた季節や生活を、その中でふと足を止めて小さな発見を重ねるような心持ちで過ごせています。

日本には四季の中に、二十四の節気と七十二もの候と呼ばれる季節があるそうです。四季を六つの節気に、節気を「初候」「次候」「末候」の三つの候に分

もっとみる