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学級の中心は弱い立場〜一緒にいることが居心地の良さ〜

 みなさんこんにちは、けーた先生です。
 今回は、私の学級経営の考え方についてお話します。

 ここで言う弱い立場とは、学級内において発言力が弱い生徒を指します。

 学級の中には、学級の中心として発言権のある生徒やそれについて行く生徒、どちらでもなかったり、自分の発言が苦手な生徒、さまざまな生徒がいますよね。

 そんな学級の中で、なかなか発言できない生徒を中心とした学級経営のやり方をお話させていただきます。

 そもそも学級の中での発言が苦手だからと言って、自分の思いや意見がないわけではありません。

 周りの状況から自分を抑えているだけです。

 ですから「大人しい=意思がない」ではないんですね。
 
 当たり前ですが。

 「周りに意見が行ける人がいるから私はいいや」

 「反対されるのも嫌だから黙っておこう」

 「目立つのが怖いから我慢しよう」

 そんな考えを持っていると思ってください。

 ですから、私はそういう生徒と積極的に関わるようにしています。

 自分の意見を言える子はこちらが待っていればコミュニケーションをとれる機会が多いですが、そうでない子たちはこちらからいかないとなかなか話せる機会がとれません。

 そこで、私は積極的に弱い立場の生徒の輪に入っていきます。

 女子の場合は男性を苦手としている場合もあるので、なるべく柔らかい雰囲気を意識しながら接するようにしています。

 話しかけるのが苦手なだけで、話したくないということはほとんどありません。

 もし話すのが苦手な生徒がいれば、少しずつ時間をかけていきます。とにかく一緒に過ごす時間を増やします。
 中学校であれば、他のクラスの出入りもしていますので、廊下で話しているとそういう立場の子が自然と集まってきやすくなります。

 話すことで安心感を抱いてもらうことができます。

 それが他の生徒も呼び寄せてくれるのです。

 そして、そういう姿を自分のクラスの生徒も見ています。

 私のその姿から、学級全体の生徒を見ていることがちゃんと伝わり、生徒同士の人間関係も築かれていくことが多いです。

 それが学級全体の一体感を生み出し、穏やかな学級になることが多いです。

 もちろん生徒の実態によって毎回同じようになるわけではありませんが、基本的なスタンスは変わりません。

 もちろん、発言権の強い生徒を上手に使って学級経営をする先生もいます。

 これはこれでその人の人間性だったり実力だったりするので、それを否定しているわけではありません。

 あくまでもこれは私のやり方です。

 おそらくこの方法にたどり着いたのは、私が学生時代、部活や勉強で学級の中心としてキラキラした学生生活を送っていたわけではないところからきているのではないかと思っています。

 ですから、このお話はあくまでも一例です。

 これを一つの例として、みなさんも自分なりの学級経営術を磨いていってください。


 最後に、YouTubeでも発信していますので、こちらもご参考にしてください。
けーた先生@若手教員お悩み相談 - YouTube


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