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私たちがやりたいこと


私たち障害者の困りごとは、今日解決してほしいという即時性が高いが、現在の福祉サービス体系ではなかなかその要望には応えられないところがあります。また、現在の福祉サービス体系にはメニューにないものがあり、その要望に応えられないものもあります。

自治体には、障害者計画や障害者福祉計画が策定され、市民も含まれた審議会が設置されているが、開催頻度などの問題もあり、なかなか私たちが望むような成果にはたどり着いていません。

ならば、私設障害者計画策定委員会や私設障害者福祉計画策定委員会のようなものをつくり、都市計画のように、計画的に課題を解決していきたいと考えました。また、解決策を自治体の担当課に任せるだけではなく、市民も協働して、解決することを考えたいと思いました。

私たち障害がある人たちは、困りごとを抱えています。その一方で、その困りごとを解決するアイデアをたくさんもっています。そのアイデアを活かした街づくりができたら、もうちょい住みよいつくばができるのではないかと考えました。

ただ、そのアイデアを活かすには、個人の力だけでは、物理的にも、思考的にもなかなか難しいので、そのアイデアをまとめる作業をみんなでしたいと考えました。

その作業をすることで、私たち障害がある人が、つくば市の自治に関心を持つことにつながり、つくば市政への主体性をますます発揮できると考えました。

実際、やってみたら、障害がある人ばかりではなく、障害がない人や市議会議員も参加してくれました。その中で、具体的にアイデアを政策提案にまとめることができました。それだけではなく、障害種別ごとのそれぞれの困りごとを知り、また、一緒に議論する中での合理的配慮の必要性であったり、具体的な合理的配慮の実践の場にもなり、障害理解にもつながりました。

この取り組みを続けることで、私たち障害がある人が、つくば市政に関心を持ち、主体的に関わることで、これまで解決できなかったような、または見過ごされていた課題について取り組まれ、その結果将来、いまよりもうちょい住みよいつくばが実現されていくこと期待しています。