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GWが終わり、次の繁忙期に勝つためには|白石さんの朝の会 vol.9

こんにちは、株式会社温泉道場の常務 兼 営業本部長の白石です。
おふろcaféをはじめとした温浴&宿泊施設の経営&運営に携わっています。

これから社会で活躍していく、地方創生・地域活性化というキーワードに関連したキャリアを作っていきたい方、ローカルで起業したい方に向けて、「こういうマインドでいたほうがいいよ」「こういう働き方がおすすめ」といったメッセージをnoteでお伝えしていきます。

こちらの記事は、株式会社温泉道場が音声プラットフォームvoicyで配信している「脱衣所ラジオ」より「白石さんの朝の会」シリーズより内容を抜粋しております。こちらの放送もぜひご視聴をお願いいたします!

みなさん、GWはどんな過ごし方をしましたでしょうか? 
サービス業に従事するみなさまは、GWお疲れさまでした。

僕は前半は韓国へ旅行し、後半は湯河原にあるThe Ryokan Tokyo YUGAWARAという旅館の運営のヘルプを行っていました。ヘルプでは、ベッドメイク、お食事の準備のお手伝い、接客などを、まさに現場にインしていました。
正直、僕は今あまり現場に入っていません。お客様に「いらっしゃいませ」とあいさつしたり、コミュニケーションをとったりといった機会はあまりとれるわけではありません。
なので、今回のヘルプはとても楽しかったです。久々に現場に立って、どんなお客様がいらっしゃっているか、館内でどんな過ごし方をしているのかを自分の目で見て感じ取れる。お食事を提供した時も、目の前で「わぁ、おいしそう」といったお声を頂戴できる。そのことはとても貴重だし、いいなぁと思います。

さて、今日はGW明けの振り返りをさせていただければなと思っています。

リーダーは、先のことを考えて

新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行して、様々な制限も緩和された状態になりました。今年のGWは、観光地や事業者様は忙しかったのかなと思っています。
ありがたいことに僕たちの店舗も、連日多くのお客様にご利用いただきました。久々に忙しいGWだったと感じています。

その中で、店舗のメンバーにもお伝えしていることは、「目の前の結果は、一週間前や前日などの、直前の準備によって出るものではない」ということ。
4月末から5月前半のGWの期間に忙しかった店舗は、年始から「GWはどのようにお客様に楽しんでもらうか/何をすれば喜んでくれるか」を考えられていたのだと思います。つまり、数か月前から準備を行っていた店舗はGWに多くのお客様にご利用いただいている、ということです。
一か月前や数週間前に考えて小さなアクションをとる、というのは甘いです。
もしその少しの準備で成功するならば、それはアクションのおかげではなく、マーケットや世の中のトレンドのおかげ。僕らの業態でいうと、管理監督者の支配人のおかげではなく、外部要因に依存するものが大きいということです。それから、結果を求めるのであれば、数カ月先を見越して準備をしなければ、お客様にご利用いただけるサービス・施設にはなれないし、収益はついてこないです。

今、リーダーが考えないといけないのは、次の夏はどうしたら多くのお客様にご利用いただけるか、ということ。この次の7月, 8月はどんなサービスがあれば世の中に新しい価値を提供できるのか、驚きを発信できるのか。そういったことを考え始めないといけないのが今のタイミングです。

GW忙しかった事業者さまやお店は多かったと思います。GWの次の週の一週間は体を休める一週間。旅行やレジャーを楽しむ時間をしっかりとっていただくのがいいと思います。
ただ、頭は「次の夏どうやってサービスを届けるか」を考えるタイミングだということも、忘れないでいただければなと思います。

久しぶりのバケーション、みんな何をする?

今年のGWに海外へ行き、現場のヘルプに行き、都内の主要エリアを巡りしました。そういった世の中の動きやお客様の動きを見て思ったこと。
それは、3年ぶりに「何もないゴールデンウィーク」があり、GWにお休みする方々も「何をしていいかわからない状態」なのだろうな、ということです。
だからこそ、主要観光地や定番エリアに人は集まり、盛り上がります。この傾向は次の繁忙期である夏や、今年いっぱいは主流となるのかなと。
長期休暇の過ごし方をどうしたらいいのか、お客様自身もわかっていない状況。その可能性はあるなと思ったので、それを見越していろいろな準備をしたほうがいいなと思いました。

インバウンドと、日本人の「コスパ」について

もう一つ感じたのは、インバウンドのお客様のお金の使い方について。
そして、日本人の「コスパ問題」について。

The Ryokan Tokyo YUGAWARAは、箱根の近くで事業を行っているのもあり、GW中も海外のお客様がたくさんいらっしゃいました。
海外のお客様の様子を見ていると、金に糸目をつけない様子を感じました。
とある海外のお客様の、お忘れ物がありました。その方はもう帰国してしまうとのことで、「どうされますか?」とご連絡をしました。
そうすると、着払いで送ってほしいとの返答が。
しかし、国際郵便で、荷物を送るだけで数万単位のお金がかかります。
「もし日本にまだいらっしゃるのであれば、空港や今いらっしゃるホテルにお送りできます」と伝えたものの、「自分の国に直接送ってもらえれば大丈夫です」ということでした。
これは一例にすぎませんが、その感覚をまのあたりにし、海外の方はお金を持っているのだな、という印象を受けました。

では、日本人の旅行客の方々は、どうしたらお金を多く落としてくれるか。
成長の著しく、所得もどんどん増加している国に比べ、日本人はどんどんお金が使えなくなってしまっているのかもしれません。
その中で、「コスパがいい」施設になるにはどうすればいいのか、そもそもなるべきなのか。
悩ましい問題ですが、サービスを提供していく側からすると、しばらく課題であり議論の話題になりそうだなと感じました。

GW、本当にお疲れさまでした。
そして、夏はどうしたら盛り上がるか考えていくタイミングです。
リーダーは、引き続きぐるぐると考える時間をとっていただければなと思います。

お知らせ

リアル説明会&座談会

5月20日(土)に、おふろcafé ハレニワの湯という私たちの温浴施設で、採用説明会&座談会を行います。説明会の後は、施設を無料でご利用いただけます。もし興味がある方は、ぜひご参加ください!

応募はこちら: https://forms.gle/xYPpF2sTbCBi9eJr6

開催日時▶2023年5月20日(土)10:00~12:30
対 象 者 ▶温泉道場に興味関心をもってくださった方    
参加方法▶参加申込フォームからお申込みください。
申込締切▶2023年5月19日(金) 昼12:00〆
参加費用▶無料 
定 員 ▶ 10名 ※参加人数多数の場合は、早めに申込を締切らせていただく可能性がございます。
持 ち 物 ▶特に必要なものはありません。
当日の流れ ▶※内容は変更や前後する可能性もございます
【スケジュール】
9:50  受付開始
10:00 会社紹介プレゼンテーション
11:00 店舗見学
11:30 社員プレゼン
11:40 座談会 
    今後のフローについて  
12:30 イベント終了

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