読んで作って食べるひと №4 ざぼんじいさんのかきのき
甘い実がなる柿の木は
ざぼんじいさんの宝物
誰にもあげずに独り占め
全部ぜーんぶじぶんのもの
お隣に越してきたまあばさんに渡すのは
ヘタや葉っぱや枝ばかり
けれども
いつも楽しそうなまあばあさん
何だかくやしいざぼんさんは
大切な柿の木をとうとう・・・
秋にぴったりな柿の木が登場するこの絵本
甘い柿を独り占めしたいざぼんさんと
ざぼんさんには価値の無い
ゴミのようなものを渡されてもニコニコ笑顔のまあばあさんのお話です
対照的に描かれている二人ですが、ざぼんさんはなんだか憎めないキャラクター
小さい子供がおもちゃを両手にたくさん抱えて誰にも渡さない！という姿を連想させます
一方、まあばあさんは生き方上手の楽しみ上手
他者と分かち合う喜びを知っています
二人の違いは悪と善ではなく
知っているか知らないかの違いだけ
誰しもが知っている、ちょっぴり卑しい気持ちに寄り添いながら
”それでも、こっちのほうがもっと楽しいよ”と語りかけてくれるような名作絵本です
絵本に出てくる柿の枝で焼くパンをたべたい！とまず思うものの
アパート暮らしの身には中々のハードル
どうにか気分だけでも・・と棒パンづくり
フライパンで焼けるパンのレシピを参考にしました(下記リンクあり)
オーブンが無くても焼きたてのパンが食べられるのは嬉しい
柿のコンポートは硬めの柿にぴったりな食べ方
コンポート液と一緒に無糖のヨーグルトと合わせると抜群の美味しさ
生クリームを足してリッチに仕上げるのもおすすめ
白ワインの酸と風味が乳製品とよく合います
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