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終わらせればよい(適当にやればよい)と思っている

宿題や課題を見ると、殴り書きのように、

「やればいいんでしょ!」

といった気持ちが伝わってくる文字の時はありませんか?

私も、子供たちが宿題をやってこないときに、時間をつくって取り組ませるようにしますが、そもそも、宿題をやってこない子は宿題が嫌いなので、早く終わらせることを目的にしてしまいます。

そうすると、間違いも増えて、余計イライラさせてしまう状況も増えてきてしまいます。


ご家庭でも、同じ事を感じている方も多いと思います。


宿題なんだから、やらなければならない。

しかも

誰が見ても読めるように、丁寧に、間違いなくやってもらわなければならない。

普段の宿題や課題で、
この2つの両方を強要してしまうと、いつまで経っても『終わらせればよい』『適当でよい』と、思い続けてしまいますし、どんどん拒否反応が高まってしまいます。


ですから、
この2つをその時の機嫌(気分)に合わせて使い分けるとよいと考えています。


私がお勧めするのは、
機嫌がよく、体力や元気があるときは、
『丁寧さ』を求める支援がよいと思います。

「今日はお母さん、お父さんが読みやすい字を書いてみよう」

「計算ミスをしたら、もう一度計算し直してみよう」

など、質にこだわった言葉かけをしても、ある程度お子様自身に余裕があれば、受け入れられると思います。

しかし、その分量は減らしてあげてください。

丁寧さを求めることは、その分負荷もかかります。

調子がよいからと、進めてしまうと、次にやるときに拒否反応を示す場合があります。



そして、
機嫌があまりよくなく、余裕がなさそうだったら、『とにかく終わらせる』ことに、重きを置いた言葉かけが大切だと考えます。

そのときには、
「これが終わったら、ご褒美だよ」
「早く終わらせないと、〇〇ができなくなってしまうよ」
など、損得で考えられるような言葉をかけると、『終わらせる』ことに意識を集中することができます。


このように、やらなければならないことと、質を求めることを一緒にしてしまうと、キャパシティオーバーになって、いつでも、『適当』になってしまいます。

そときの様子に合わせて、課題を提案することが支援でもありますので、お子様の様子と重なっていたら、ぜひ心がけてください。

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