ダラダラ叱ってはいけない理由
子供たちが失敗をしてしまったとき、叱ることは大切ですが、ダラダラ叱ってはいませんか?
ついつい、こちらの気持ちが入ってしまったり、子供の態度が悪かったりすると、叱る時間が長くなってしまいがちですよね。
子供が泣くまで叱る方もいますが、それは、泣いたら反省するように感じるだけで、結構大人の自己満足のところもあります。
(反省して涙を流すのとは違いますね)
また、失敗をしてしまった原因や理由を聞き出そうとするときも、怒った口調や態度で接することも、叱り続けることと変わりません。
覚えておいていただきたいのは、叱る時間が長くなってよいことは無いということです。
ダラダラ叱ってしまうと、
●大人の話を聞き入れにくくなる。
●何のことで叱られているのか分からなくなる。
●感情をシャットアウトしてしまう。
●恐いイメージだけが残る。
●信頼関係がなくなる。
●ビクビクしながら生活するようになる。
など、子供にとってよい影響はほとんどないかと思います。
では、どうしたらダラダラ叱らずに終えることができるのか。
まず大前提に、感情的になっていないことです。
以前もお話しさせていただきましたが、叱るときは、
「よし、今から叱ろう」と、子供のためにやるということを心の中で言い聞かせると、冷静さを意識できることが多いです。
そして、急に叱らずに、落ち着いた口調で、話を聞くようにします。
こちらが怒ったような口調や態度だと、なかなか本心が出てこないので、普段会話をするのと同じ口調で自分の聞きたいことだけを引き出させるようにします。
その上で、叱る必要があったときは、そこでは声色を変えてもよいですし、声に強弱をつけてもよいので、短く、しっかりと叱ってあげてください。
こうした方が、より理解しやすいですし、こちらの気持ちが伝わりやすくなります。
ちゃんと子供に反省させたいのであれば、ダラダラ感情的に伝えるよりも、効果はあると思っています。
最後に、必ず伝えて欲しいのが、
「もう、これで終わりにするね」
「こっちも、気持ちを切り替えるから、あなたも気持ちを切り替えてね」
と、伝えることで、
「反省している態度じゃ無い」や「さっきの話なんだけどさ」などといった、引きずることは少ないと思います。
しっかりと叱るのであれば、効果的に伝わって、改善しようと思ってくれないと意味がないですよね。
意識するだけで、関係性も崩れず、しっかりと伝えることができますので、ぜひ試してみてください。
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