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『落ち着いた』が言えるように

お子様がイライラしたときや癇癪を起こしたとき、どのように気持ちを切り替えていますか?

1人になってクールダウンをしたり、気持ちを落ち着かせるグッズのようなものを活用したりするなど、人それぞれ気持ちの切り替え方があると思います。

気持ちが落ち着いた(切り替わった)とき、
「落ち着いた」と、本人の口から言うことができているでしょうか?

私は、この「落ち着いた」と自分で言えるということが、とても大切だと思っています。

イライラする子やパニックになる子と接するときは、
「自分で落ち着いたら先生に教えられる?」
「自分で落ち着いたって言える?」
と、必ず確認をしてからクールダウンをさせるようにしています。

その理由は、『自分に関わること』と『相手に関わること』の2つの面にあります。



【自分に関わること】
「落ち着いた」と自分で言えることは、自分の気持ちのコントロールができたということです。
その感覚を自分で掴んで、意思表示できるということが大切なポイントになります。

まだイライラしているのに、「落ち着いた!」といって、その後もイライラし続けることもありますが、そのときはまだ落ち着いた自分を掴めてないということになります。


自分で気持ちを表現できることはとても大切なことです。
気持ちの整理をして、整った瞬間を自分で確認するためにも、「落ち着いた」と声に出すことは重要だと考えます。



【人に関わること】
あとは、周りの人への配慮ですよね。
イライラしたり、パニックになったりしたときに、自分の気持ちが直ったからといって、いつも通り接してしまうと、周りの人たちからの信頼関係がなくなってきてしまいます。

また、そのままにしてしまったら、イライラした原因やパニックになって迷惑をかけてしまったこたなどの、振り返りもできずに、次もまた同じ失敗をしてしまうことになります。

一言「落ち着きました」と、お家の方や先生に伝えられるようになれば、次の話し合いもできるし、周りの人に謝れるきっかけをくれるかもしれません。

そういった意味でも、声に出して、信頼できる大人の人や友達に「落ち着いた」と言えることは大切だと思うのです。


私の経験からも、落ち着かないと、どんな話し合いや指導もはいっていきません。
落ち着いてから、話したり、謝ったりしないと何も効果がないと考えます。


大人としても、タイミングが難しいことなので、「落ち着いた」と言えるよに、練習をしてみてください。

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