なぜモテないっかって？それはあなたがキモチワルいからです。～『すべてはモテるためである』～

印象に残った文章

なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょう。

p.4

[かんわるいバカ]は、同じ土俵に乗っていない相手に自分の欲望をぶつける人です。

p.100

誰か一人にかたよらず全員を満遍なく登場させましょう。そういうことができる男が、モテるんです。

p.151

まず女性と同じ土俵に乗ってから、恋されるのではなく、あなたの側から恋してみてください。なるべくキモチワルくない女性に恋してください。結婚サギみたいなのには、ひっかからないでください。

p.210

「恋する」とは「自分の欲求を、相手にぶつけること」だ。
　だから恋すると、相手がどんなに性格いい人だったとしても、あなたは、かならず打ち砕かれます。あなたは自分の【男性としての欲求】だと思っていたものが「じつは社会や親によって作られたもの」であることを知るかもしれない。
　それは恐るべきことじゃなくて、楽しいことです。しつこいようですが安全圏（だと思っていたところ）でモテて、それで相手も自分も苦しむほうが、よっぽど恐ろしいよ。打ち砕かれるのは【あなたの心のふるさと】じゃなくて【あなたのインチキな自己肯定】ですから。

p.210

感想

　どうやって、女性との会話になれるのか？本書ではこう結論づけられている。”とにかく風俗・キャバクラに行け”と。
　そうすることで、女性との会話に慣れて、ガツガツしすぎず余裕を持った雰囲気をまとえるようになり少しは気持ち悪さが無くなるらしい。

　最後の章の”心の穴”についての議論がかなり興味深い。恋するとは自分の穴のように欠けた部分を補う行為だと。自分の欠けた部分を持つ相手と一緒になることにより完全な人間になろうとする。それが恋らしい。

　作者が言っていた「そもそもこの本を読んでいる時点で気持ち悪いよね」と。確かにこれを読んでいる私は気持ち悪いかもしれない。なので、少しでも外見・内面の気持ち悪さを直そうと日々奮闘中である。

　マッチングアプリの写真が中々撮れない。約束していた友達がキャンセルになったので、7月に始められるか不安になってきた。

　1ヵ月音信がなかった子から突然連絡が着て若干パニックになっているし、何が起こるか予想不能だ。

書籍情報

すべてはモテるためである
二村ヒトシ
文庫ぎんが堂
2015年12月17日　第10刷発行

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