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わたしというもの

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私にまつわる日々のあれこれについてまとめています。
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#空

空をみる

空をみる

私は朝起きるとまずカーテンを開けて空を見る。

窓を開け、サンダル履きでベランダに出る。
狭いベランダをペタペタ歩き、いろんな角度から「今日」の空を眺める。

空は毎日ちがっている。
同じ1つの空なのにおもしろい。

良いよ良いよー。

と独り言を言いながら空の写真を撮る。
真っ青で雲ひとつない空よりも、私は雲がある空が好きだ。

雲から光が差してくるのが好きだ。

空を見れば自然と顔は上を向くこ

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好きなので

好きなので

通勤途中の道にお気に入りの木がある。
相変わらず今日もキレイだ。
いそいそと杖(長い距離を歩く際は私は杖歩行である)を股の間に挟み、首からぶら下げたスマホで写真を撮る。
あちこち向きを変えて夢中で撮る。

するとである。
いつのまにか年配女性が私のすぐそばで一緒に木を見上げているではないか。
まずい。これはまずい。
これまでも何回か同じようなことがあったので私にはこの後の展開が手に取るように分かる

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お大事に

お大事に

「お大事にどうぞ」
「お大事になさって下さいね」
普段なにげなく患者さんに向けて使っている言葉である。

体と心はもちろん。
自分のいろいろな気持ちを。
自分のことを心配し見守っていてくれる人たちのことを。
時間を。
自分の支えとなる人、もの、場所、音楽や物語、受けとった言葉。
そういったもの全てを「アンタもちゃんとお大事にしなよ〜」と、たまには自分に向けて言ってみる。

大事なものは大事にできる

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上を向いて歩こう👣

上を向いて歩こう👣

私は子どもの頃から上ばかり向いて歩いていたらしい。
目を細めヒコーキを指さしたり、立ち止まっては雲が流れるのをいつまでも見ていたそうだ。
坂本九さん推しというわけではなく、ただただ空と雲が好きなのだ。

木を見上げることも好きなので大人になった今もとにかく上を向いて歩いている。
葉っぱが風に揺れ、光がちらちらすると小躍りしたくなる。

一方で下はほとんど見ていないため、私はおそらく他の人と比べ犬や

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