お大事に
「お大事にどうぞ」
「お大事になさって下さいね」
普段なにげなく患者さんに向けて使っている言葉である。
体と心はもちろん。
自分のいろいろな気持ちを。
自分のことを心配し見守っていてくれる人たちのことを。
時間を。
自分の支えとなる人、もの、場所、音楽や物語、受けとった言葉。
そういったもの全てを「アンタもちゃんとお大事にしなよ〜」と、たまには自分に向けて言ってみる。
大事なものは大事にできるうちに全力で大事にしたほうが良い。
くりかえす日々もどうやら「いつまでもずうっと」というわけにはいかなそうだから。