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仕事に対する価値観の変化

映画「君たちはどう生きるか」を観に行った。ジブリ作品は好きだが大ファンかといわれたらそうでもない。今年ジブリパークに行き宮崎駿監督の作品集に触れ、興味が再燃し本作品を観にいった。観終わった感想としては「うーん。。。」といった感じw 
正直よくわからなかった。ネタばれをしようにも意味を理解することができず話を書くことができない。
自分の理解力や感受性の無さを疑ったが、友人に聞いても同じ感想だったようで少し安心した。宮崎駿監督が思う世界観を壮大に描いたんだなということは伝わった。

映画のあと、飲み会があり前職の同期と久しぶりに話をした。同期もすでに前職を退職しており、新天地で幸せそうに仕事に励んでいるようだった。同期にかかわらず前職の会社をやめた人は転職先で活躍すると噂になっていた。

今回興味深かった話があり、新卒入社時にあれだけ仕事で結果を出すことにこだわりを持っていた同期がワークライフバランスを求めまた転職活動をしているようだった。前職がベンチャーだっただけに180度転換した気持ちの変わりようで少し驚いた。ある程度社会人を経験すると、環境の変化や将来を見据えて働き方がかわるのだなと思った。20代と30代とでは背負うものの大きさが異なってくる。

ライフステージの変化

20代ではがむしゃらに働くことだけを考えて生活していたが、30代になるとそうもいかない。ある程度経験を積んで視野が広がって来たんだと思う。ベンチャー企業で働くとなるとリソースがそろっていない分、自分の時間を削ってあらゆることをこなしていかないといけない。ある意味体力があるからこそできることであり、時間は有限であることを考慮すると、働き方を見直すのは当たり前だ。仕事も大事だが自分や家族の生活も大事で、不器用な人ほど直面していきそうだ。

友人の話を聞いて自分にも思い当たる節がある。
営業の数字を追いかける日々で、土日は疲弊し体力が残っておらず友達の誘いは断ることが増え、仕事で精一杯なだけにプライベートでの悩みは鬱陶しく感じた。時間的余裕がなくなったあげく気持ちや精神的なキャパシティも小さくなっていたことがある。彼女との時間をつくることすら難しい。時間的余裕があることはかなり心のゆとりが生まれるのだ。

とはいえ、同期も楽な仕事がしたいかといわれればそういうことではないみたいで、仕事もプライベートも充実させた働き方をさせたいようだ。と考えるとメガベンチャーやベンチャー気質な会社に入りワークライフバランスを重視した企業になる。

三十にして立つ

ライフステージが上がることによる自然現象なのだろう。
人それぞれの幸せの在り方が違うので何とも言えないが、私はいくつになっても野心は忘れてはならないと思っている。新卒で思っていたありたい姿や情熱を捨てるには30代はまだまだ若い。論語では三十にして立つ。という言葉があるように、ようやく自立した段階でこれからなのだ。

それなのに「大人になるとはそういうこと」で済ましていいのか?家族や恋人、友人との付き合いを理由に余力を残して、十分な言い訳をつくって諦めていいのかと。
「諦めたわけではない」と反発の声が聞こえるが、何も仕事に全力をささげろと言っているわけではない。下手に手を抜くことを覚えてしまったら手を抜いた人生になってしまうことを示唆している。

20代の気力を忘れずあらゆることをこなす30代にしていくべきなのだと私は考える。

となると時間がないのは当たり前。30代でも全力で駆け抜けられる術を考えてみた。

1.可処分時間を増やすこと

20代で培った経験を仕分けしていくこと、失敗も成功も効率的に改善していくことで時間を生み出し、心のゆとりを確保すること

  • 時間単価をあげる

  • やらないことを決める

普段の生活を棚卸し必要な時間はより時間効率を意識して、短時間でできないかを考えること、そして後回しにしていいこと、必要のないことはきっぱりとやめる判断をすること。

2.自分の得意・不得意/好き・嫌いを見極めること

全てに時間を費やすことはできないため、得意領域や好きなことにフォーカスして時間を使っていくことを意識する。
自分がいきいきすることに時間を投資し、人よりも秀でていることを把握し「勝ちパターン」をつくること。
自分の得意な土俵で勝ちパターンに持ってきさえすればより幸せに過ごせるのではないだろうか。

長いこと書かせてもらったが、楽な生き方のチェンジはいつでもできるわけで、まだまだ刺激的な毎日を送ってもいいのではないかという私からの提案だ。考え方はひとそれぞれまさに「君たちはどう生きるか」

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