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考え事のまとめ

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考え事として書き溜めた記事のバックナンバーです。
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#フレーム

考え事#48 セルフフレーミング

考え事#48 セルフフレーミング

考え事の#40-#44にて完結したつもりでいたフレームというテーマがある。

アウトプットし切った気持ちになるということは、書いた内容のメガネを掛けて世界を観測して生活することだ。昨日ふと、セルフフレーミングという言葉が頭に降ってきたので今回はこれについて書く。

フレームの防衛機能自分にとっての自由を教えてくれる教材がフレームであると書いてきたが、課されているフレームは時として他のフレームから自

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考え事#44 フレームと自由⑤自由の教材

考え事#44 フレームと自由⑤自由の教材

フレームと自由の関係性についての文章を書き始めて5日目になった。
今回がおそらく最終回になるだろう。

おさらいと補足:
アンフレーミングとリフレーミング・アンラーニング前回、アンフレーミングという言葉を用いながら、教育の過程で一時的に必要となったフレームをどう外していくか、という話を書いた。

アンフレーミングは僕が勝手に言い始めた造語である。ありがたいことに知人から、アンラーニングやリフレーミ

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考え事#43 フレームと自由④アンフレーミング

考え事#43 フレームと自由④アンフレーミング

ここまで3つの記事にわたって、フレームと自由について述べてきた。

ざっくり要約するとこんな感じだ。

自由はフレームによって制限され、その状況が慢性化することで人の自由は潜在化する。そもそも、教育とはフレームによる人の成長の矯正である。ほとんどのフレームは成長過程で一時的に必要と思われるものだ。それにも関わらず、アンフレーミング(枠を外す)まで指導しないままの教育が行われているのではないか。

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考え事#42 フレームと自由③フレームの分類

ここ2回にわたり、フレームと自由について述べてきた。

今回は自由から一度離れて、フレームについての論を述べてみたい。
尚、一応断っておくが今回のタイトルにある「フレームの分類」はブルームの分類とは異なるし、ブルームの分類を意識してモジったわけでもない。たまたま似た語感になっただけである。

教育=フレーミングまず初めに結論から述べたい。
なんらかの目的を持った教育という営みにおいて、子供にフレー

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考え事#41 フレームと自由②自由の潜在化

考え事#41 フレームと自由②自由の潜在化

この記事は、前回記事の続きとして書いている。
良かったらこちらからお読みいただきたい。

学習性無力感によるフレームへの順応例えば、言論の自由にしても、本当の意味で自由に言論することは案外難しいものだ。特に最近では、この発言は誰かにとって差別的な発言になってしまっていないだろうか?と相当気を遣う必要がある。そのうえ、何となく空気的に自由な発言が難しいみたいな謎な文化が組織や集団の中に蔓延していたり

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