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教育効果のあるゲーム #2

二つ目のゲームに紹介するゲームは、学研から発売されている『頭がよくなるゲーム アルゴ』です。

こちらも有名なゲームで、よく教育に使われています。
私達の学習塾でも、採用しています。

このゲームは、伏せられているカードの数字を当てるゲームで、トランプの「神経衰弱」に似たルールで行われます。
ルールがシンプルなので、低学年の子も参加しやすいです。

このゲームで求められるのは、記憶力と論理的思考力です。
伏せられたカードは規則に従って並んでいるので、「神経衰弱」と違い、論理的に当てることができます。
また、その論理を補強するためには、記憶力も重要になります。
他の人が、どこでどの数字を宣言して間違えていたかを覚えることが大切です。

実際に子供たちに行わせてみると、色々な発達課題が見えてくるゲームです。
その課題をまとめますと、

〇論理的に考えられない

場の情報から確実にわかる数字を当てることができません。
「自分の手元にこの数字があり、あそこの相手のカードがオープンしており、白と黒の順番がこうなっているから、あそこのカードはこの数字である」というようなことを考えられないようです。

〇他の人が宣言した数字を覚えていられない

他の人が間違えた数字を、もう一度宣言することが多いです。
「その数字、さっき違う人が言って間違えていたよね」というツッコミをすることが多いです。

〇視野が狭い

4人で対戦していると、自分と伏せているカードを表にしようとしている相手の手元しか見えていないようで、他の2人のところで、すでに表になっている数字を宣言して間違えることがあります。
「その数字、右隣の子のところにあるよ」っていうツッコミをいれることも多いです。

という3点です。
ただ、回を重ねる毎に少しずつ強くなっていきます。
そんな成長を見ていると、このゲームを通して、受験に必要な「論理的思考力」「注意力」と表現される能力は鍛えられているんだろうなと感じます。
このゲームに強くなることは、中学受験をする上で有効だと考えています。

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