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セッションを聞いて学べる体験を目指した「TechCrunch Tokyo 2021」制作秘話

こんにちは!Marketing and Communicationsの星です。
Boundlessでは、編集部を構え、ニュースメディアを運営しています。その中の一つ、シリコンバレー発のスタートアップ&テクノロジーメディア「TechCrunch Japan」が、12月2日〜3日の2日間、日本最大級のテクノロジーとスタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo 2021(以下、TC Tokyo)をオンライン開催いたします。

先日、(東京一アツいスタジオ?!)BLACKBOX³で事前収録が行われ、現場に潜入してきました。

メインセットは、4面LEDパネルを使った巨大スクリーンで、今にもアーティストのライブが始まりそうな空間に、私までテンションが上がってしまいました。(ゲストスピーカーの方々からも大好評のセットでした!)

今回、TechCrunch Tokyoの準備真っ只中な編集部とイベントチームに舞台裏を聞いてみました。

▼プロフィール
木村さん:TC Tokyoコンテンツ担当、TechCrunch Japan副編集長 、趣味は読書
坂田さん:TC Tokyo監督・演出、元ポップ中毒者で愛犬家 
松村さん:TC Tokyoプラットフォーム担当、ラーメン二郎と旅行が好き
平泉さん:TC Tokyoクリエイティブ担当、ミュージシャン(ベーシスト)、料理研究家としても活動中
山田さん:TC Tokyoセールス担当、趣味はお酒


ー開催まで残り2週間を切りましたが、まず、はじめに、TechCrunch Tokyo 2021について、簡単に特徴などお話しいただけますか?
木村さん:国内外のスピーカーを招いて行うセッションと、創業3年未満のスタートアップによるピッチイベント「スタートアップバトル」の2本柱がメインコンテンツとなるイベントです。規模や影響力ともに、国内では最大級のスタートアップイベントだと自負しています。

坂田さん:国内では2011年からスタートし10年を超えた歴史あるイベントですが、昨年はコロナ禍という誰も経験したことのない状況の中で開催自体危ぶまれました。そんな中、病床にあった故吉田編集長の「TC Tokyoの灯を消すべからず」という強い意志もあり、目玉コンテンツの「スタートアップバトル」だけでもオンラインで実現できないか、ということで開催されたのが昨年のTechCrunch Startup Battle Online 2020でした。
そんな吉田さんはそのイベントの開催を見届けるかのように昨年末に急逝され、そして今年2021年。オンラインではあるもののフルスペックで復活させようということで、この12月2日〜3日、いつも通りの2Days開催としてTechCrunch Tokyo 2021を実施します。


ー開催10年を超えたTechCrunch Tokyoですが、今年の見どころ、見逃せないポイントはなんですか?
木村さん:
今回、登壇者・セッションの選定にあたっては、「多様化する資金調達」「VCによるトレンド解説」「SDGs」「NFT」「D2C」「フェムテック」「メタバース」 の7つのテーマを設定し、そこに海外・国内それぞれ一番最適なスピーカーの方を選定させていただいて、お声がけさせていただきました。スピーカー陣やセッション内容については、TechCrunchだからこそ実現できるような今現在で最高のコンテンツになっていると思いますので、是非お楽しみしてください。

坂田さん:TC Tokyoの演出を担当しているのですが、セッションを事前収録させていただいたスタジオは、おそらく現時点で日本で一番かっこいいスタジオじゃないかなと。4面LEDプロジェクタに映像を投影させることができ、6台以上のカメラを使って、いろんなカットから撮影が可能。そこに海外からリモート出演したスピーカーと、リアルのスタジオにいるモデレーターが会話しながら展開していく、まさに「え、もしかしてあの時思ってた未来、今来てる?」感満載の映像に仕上がってます。

山田さん:今回、セッションを事前収録で行ったのは、そういった演出面と、あと海外セッションについては、日本語字幕もつけて完全な状態で提供させていただくためでもあったのですが、一方で、ピッチイベント「スタートアップバトル」については、12月2日と3日にLIVEで行います。このリアルガチバトルは、アツいこと必至です!

リハ

▲4面LEDパネルのメインセットにて、海外のゲストスピーカーと接続待ちの監督兼演出の坂田さん


ー初の2日間完全オンライン開催ですが、チャレンジに感じていることはありますか?
平泉さん:まずは世界観作りですよね。オンラインイベントって、家から一人ぼっちでPCの前に向き合って有識者の講演を聞くという形になりがちです。オフラインイベントのように、会場の熱気や、同じ時間・空間を同時に共有しているという一体感を提供するのが非常に難しい。結果、どうしてもイベントというよりもウェビナー的なものになってします。
そこでどうやって没入感を出し、オフラインイベントにも似た体験をしてもらえるかという部分について、みんなで議論を重ね試行錯誤を繰り返してきました。
私は特にクリエイティブディレクターとして、その世界観のまずベースをどこに設定するかについて、デザイナーさん含めて何度も何度も案を出してはやり直しを繰り返しました。

こちらが今回のキービジュアルなんですが、周りの小さいキューブ型の点々は、無数のスタートアップ企業を意味しています。中心の大きい白いキューブは、TechCrunch Tokyoのイベントを意味し、その中のグリーンが最優秀賞のスタートアップを意味しています。そして、それが大きくなり、ユニコーン企業になって世界にも進出していく、いわばスタートアップの銀河系、宇宙をイメージした世界観で、各種ビジュアルやプラットフォームを統一しました。

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▲本年度のキービジュアル

松村さん:私の場合はその世界観をどう提供するかというエクスペリエンスの部分になります。
プラットフォームとして最適なものは何か、組み合わせはどうするべきか、過去に利用したプラットフォーム各社が最近使っているものなど、海外の事例も含め、いろいろと研究を重ねました。
まず、土台としては、しっかりセッションを聞いて学習したいという方のために、enavleというプラットフォームを使ってイベントを提供します。
そして、同じ志を持ったイベント参加者同士でこの機会に出会えるように、ネットワーキングツールとしてJubliaというプラットフォームを利用しています。
さらに、同時体験というところで、参加している人の息遣いも聞こえて、会話もできる、そんな体験をオンラインイベントでも実現できないかということで、白羽の矢を立てたのが、昨年我々のスタートアップバトルのファイナリストにもなったoViceです。
これらのプラットフォームの組み合わせで、現時点では、最も世界でオフラインイベントに近い体験が得られる最高のオンラインイベントになるだろうと自負しております。


ーTechCrunch Japanの記事では話せない、ここだから話せる事前収録でのWowな瞬間やハプニングなど舞台裏のエピソードはありましたか?
山田さん:特にこの数週間は、最後の追い込みということで忙しすぎて、ちょっと異次元レベルに達しています。先日も、外部のパートナーさんから「ファイルが共有フォルダに保存されてないですよ」と言われたんですが、私は二回くらい確かに保存してる記憶があるんですよね。で、よーく考え直したのですが、どうやらファイルを保存したと思った先は、現実世界のフォルダではなくて、夢の中のフォルダだったようで(苦笑)

坂田さん:自分も、最近時間がなさすぎて、翌日が締め切りのものを寝ながら夢の中で考えて、起きてからOutputするってことが何度かあったけど… Inputが夢で、Outputが現実だったらいいけど、Outputが夢の中だったら、成果がゼロですね笑

ー他にこれだけは言わせてってことがあれば、是非お願いいたします。
山田さん:
どなたか夢の中でファイルを保存したら、現実世界のフォルダにも保存できてるっていうハードウェア考えてくれるスタートアップいないですかね。
全員:失笑

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▲隙間時間におしゃれなサブセットで仕事をするセールス担当の山田さん

TechCrunch Tokyoのイベントは、2010年よりスタートし、毎年、国内外の著名スピーカーをお迎えし、日本のスタートアップ業界に影響を与えるセッションやコンテンツをお届けしています。(※2020年は、スタートアップバトルのみの開催)
シリコンバレーの熱狂と今起こりつつあるイノベーションを、是非、東京で、そしてオンラインで、体感してください!オフラインイベントに近い満足度の高いイベント体験が得られるはずです!

今回、編集部とイベントチームに裏エピソードを伺って、私個人も、このオンライン開催がさらに楽しみになりました!

TechCrunch Tokyo 2021 開催概要
開催日:2021年12月2日(木)、3日(金)
開催場所:オンライン
イベントページはこちら
※英語のセッションには、日本語字幕がつきます

*Boundless株式会社(バウンドレス)は、米国に本社を置くYahoo Inc.の日本法人です。


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