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人間に関する意外な事実

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我々は宇宙人だ。地球という星に生息する「人間」という生物について、様々な調査をおこなってきた結果、最新の研究で解明された事実のうち最も衝撃的だったことを、ここに報告したいと思う。繰り返す人類史をあらった結果、明らかになった意外な真実とは…!?

知らないことはできない

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あまり知られていないが、人間は知らないことはできないらしい。
「繧サ繝?け繧ケ」を知らない人間に「繧サ繝?け繧ケ」をしてみろと言ってみたところ、なんと100%の人間が「繧サ繝?け繧ケ」できなかったのだ。

つまり、人間は自分の知らないことができない。したがって、新しいことをやらせるためには、それが何なのか、何のためにするのか、何をどうやってすればいいのかを事前に理解させ、実践してみせる必要がある。さらには、一度で理解することも難しいらしい。

一度聞いたことを忘れてしまう

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一度聞いたことでも、忘れてしまうのが人間の特徴だ
胎児の頃に簡単な単語を聞かせて死ぬ間際に覚えているか聞く実験をしたが覚えている人間はいなかった。聞いたということ自体を忘れてしまっているようだ。

つまり、人間は一度聞いただけで全てを覚えられない。さらに覚えたことも思い出せないことがある。何かを覚えるために何度も聞かせる必要がある。また何度も思い出させることによって覚えるようだ。したがって、定期的に同じことを繰り返して思い出す機会を多くするほかない。それでもしばらくやっていないことは思い出しにくくなり、忘れてしまうらしい。

たくさん覚えられない

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人間は一度にたくさん覚えることが難しいようだ。
人間に円周率を全て聞かせた結果、誰一人として覚えられなかった。「3」まで覚えさせることは比較的容易であったが、10桁以上だと一度覚えても、思い出すのに時間がかかったり、忘れてしまって思い出せないようだ。

つまり、人間は簡単にたくさんのことを覚えることができない。あきらめて少しずつ覚えていくか、何かに紐づけて覚えるなどの工夫が必要だ。しかも重要でないこと、優先的でないことと判断してしまうと、まったく覚えようともしなくなることすらある。経験的に「こうしたらいい」と自動的に体が動いたり、応用するような人間も中にはいるようだが、基本的に人間が記憶だけ頼りにする方法は信頼性が低い。

なかなか直らない

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人間に対して一度で言って直らないことは、永遠に言うしかないもよう。
教育を施した人間の一生を観察した結果、同じミスを何度をしていることが判明した。また人間の歴史では同じような差別や戦争が何度も繰り返されている。特に短期間では全く同じミス、同じ反省を繰り返すこともある。だが長期的に見ると少しずつ改善されることもある。

つまり、人間は一度の失敗体験だけで改善されることは稀だ。おこなった際のメリット、おこなわないときのデメリット、おこなう目的を教える必要がある上に、伝え方も本人に合った形にしなくては理解できないもよう。そのため同じ教育を一斉に施しても、個別の教育が必要になる場合が多く、一生を通して成長を続けなければならない。また死ぬまで直らないこともあり、次の世代に受け継がれないこともあり、人類全体を成長させるのには大変な時間を要することになるだろう。しかも急かすとミスをする確率があがってしまうので、ひたすら試行錯誤するしかない。

急かすと間違える

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なんと人間は急かされると焦ってミスをする確率が上がる。
1時間で終わる作業を50分でやれと命じたところ、ミスをする確率が上がることがわかった。また同じ作業を30分でやらせた場合は、ほとんど達成できないという結果になり、10秒でやらせようとすると、作業自体を放棄してしまうことがわかった。

つまり、人間はできることも急ぐとできなくなることが多くなる。1時間で終わる作業は余裕をもって1時間強を確保しなくてはならない。しかし人間自身は「急げば間に合う」と信じているらしい。愚かだ。ましてや、同時に複数のことをおこなうことなど、なおさら不可能だ。

同時に別のことができない

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大体の人間は、同時にいろいろすることが苦手な傾向にある。
通常5人でおこなう作業を1人に任せたところ、5人でおこなうよりも時間がかかってしまった。同時に5つの作業をおこなうか、5倍の速さで作業をすることができないらしい。それどころか同時に別の作業をすることすらろくにできない人間がほとんどであった。

つまり、1人の人間は一度に1つの作業しかできない。右目と左目で別のものを見たり、同時に複数人の話を聞いたりすることもできないし、両手両足で同時に別々のコントローラーを操作することもできないというわけだ。ここまで人間が無能だとは予想外であった。思わず怒鳴りつけたり、罰を与えるなどしてみたが、効果は薄い。むしろ全体の作業効率は下がる一方だ。

責められるとやる気がなくなる

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大抵の人間は怒られると嫌な気持ちになる。
できない人間を責めてみたが、作業効率は上がらなかった。はげしい言い方で責めてみても、やさしいとされる言い方にしてみても、責めるような内容であると受け止められると、嫌な気持ちになってしまうようだ。嫌な気持ちになるとミスをしたり、やる気が下がってしまったり、作業に支障が出る。

つまり、人間には感情があり、感情でやる気が変わり、作業効率も変わる。人間はやる気があるときだけ作業ができて、やる気がないときは作業ができないのだ。仕事だからやるのが当然、規則だから守って当たり前と教育してみたが、理解とは関係なくやる気がないと基本的になにもできないらしい。

…非常に興味深い内容だ。さらにはこんなこともわかっている。

やる気が出るといろいろできる

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・興味のあることをやらせると、やる気が出るらしい

・誰かの役に立っていると思うと、気持ちがよくなることが多い

・なんらかをしたこと自体、気付かれるだけでうれしくなることもある

・努力したことを褒められるとよろこぶらしい

・環境が合っていると、作業効率が上がることがほとんど

・魅力的な人と一緒にいると、向上心が芽生えることがある

・所属する組織や役職に誇りを感じていると、気が引き締まる傾向にある

・仲間同士で話をしていると、案をひらめくことがあるもよう

・生活が保証されていると、安心して作業に集中できるらしい

・自分らしいと思えると、幸せを感じやすい

・納得感のある評価を求める傾向にある

以上のことが判明した…。しかも人間はこの事実を何度でも忘れることができ、何度でも同じ過ちを繰り返すことができるため、この記事を読み返す必要があり、教訓を記録として残さなくてはならない。

率直な感想としては、とても面倒くさい。無能かつ異常である。普通のことが普通にできないし、同じミスをしたときに復習をしなくてはならないし、成長速度があまりにも遅い。どうやら人間に何かを期待すること自体が誤りであり、我々宇宙人は認識を改めなければいけないようだ

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