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2023年良かった小説、映画

昨年はフィクションはほとんど読まないと決めていたが、まあまあ読んでいた。。。人生は有限なのになんてことだ。

一番面白かったのは『真珠湾の冬』かな。

いつの時代もあることだけど、世の中にとって悪いことも組織の理屈でやらないといけないことがあるよなあと思いながら読んだ。

辻邦生の小説を読んだのはじめてだった。

他にもいろいろ読んでみたいね。


ウクライナやロシアのお勉強はあまりできなかったが、文学にはそれなりに親しんだのである。

ソローキンはもういいかな。結局『親衛隊士の日』がいちばんおもろかった。

ブルガーコフは現在のウクライナ出身だったようだ。ソ連には批判的だったので、コステンコなどと同じくサミズダートを通じて読まれていたらしい。いちばん有名な『巨匠とマルガリータ』だが、今でいうマジックリアリズムなのだろうね。



タワマン文学と呼ばれるものもちょっと読んだのである。

同時代の文学は良い。とくにこうした東京の悪いところを煮詰めたような文学は良い。

『コンビニ人間』の人の近著を読んでみた。

それなりに面白いディストピア小説だった。


めちゃ久しぶりに村上龍の小説を読んだ。

『69』や『映画小説集』の答え合わせは興味深かったが、マニア以外は読まなくていいと思った。



学生のころは年間300本以上の映画を見ていたが今はもうほとんど見ない。

去年は以前にビデオで観た『恋愛時代』と『さらばわが愛』の4Kリマスターを劇場鑑賞した。いずれも傑作中の傑作なのでとても嬉しかった。


あとネトフリか何かでこれ観た。

思ってたのと違ったが普通に面白かっった。キルステン・ダンストこんなふうに仕上がったのかと感慨深いものがあった。


そんなわけで2023年の振り返りやっとおしまい。今年は昨年以上に、映画や小説に手を付けないだろう。だが積みっぱなしの『百年の孤独』だけはどうにか時間を見つけて読みたい。

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