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欲しいのはアドバイスでは無いのかも

何人かの知人、友人が言っていた。

市の子育てグループ相談みたいな所や、子どもを預ける所で日頃の子育ての悩みを相談すると余計に気持ちが重くなったり混乱する、と。子育てをした事が無いのに、私が話を聞いてくれる方がいいと。


もちろん、私がここでこうした方がいいとかこうしない方がいいとか何も言える事は無いのだけど、聞いていると、自身の子育ての経験で、自分が成功した(と思っている)事や失敗した(と思っている)からこうした方がいい、とかを押し付けられちゃったりするんだろうな。

子育ての仕方って、100家庭あれば100通りあるのだと思う。だから経験がある人の話やアドバイスが役に立つ事もあるけど逆に負担になってしまうこともあるのかもしれない。

友人が話していた、私は子育てのベテランだから!、みたいな人ってちょっと昔の、一般的な何歳であればこういう生活をしてこういう子育てしているべき、みたいなのをちょっとその枠からはみ出しているような私にも押し付けてくるような人なのかな(笑)

そういえば、コーチングでもその時その時で直感的に必要な事は伝えていると思うけど、「アドバイスされなくてよかった」と何度か言われた事もあった。(コーチングは基本的には答えは全て本人の中にあると考えると思うけど、このあたりについてはまた別で書こうと思う)


学校も、多くの子ども達には合わなくなってきているのに、話も聞かずに「行かなくちゃダメじゃない」という子どもと関わる仕事をしているベテランの人に会ったことがある。目の前にいる親子を全然見ていない、聞いていない・・・というのはその人にとっては関係ないみたいだった。

スクールカウンセラーを以前にしていた方が、最初から学校側や親御さんから「学校に来させるため」にカウンセリングをしてほしいと言われていると意味がない、と言っていた。

年配の方が、若いお母さんに「ご飯は手作りじゃなくちゃ駄目よ」と言っている場面に何度か出くわした事があるけど、そりゃあ健康のためには手作りがいいけど、仕事して家事して子育てしてる人が時間がかかるものをいつも作るのは酷だし無理だから、そう言うなら「うちでおかず作りすぎちゃうから分けるよ」と言ってあげるのならいいのにと思う。

でもすごいなと思った事があったけど、友人の子どもたちと遊びに行った時、手分けしてお弁当を作っていったけど、みんな結構手の込んだものを作ってきていたり、パーティでの子どもの好きなキャラクター満載のごちそうがテーブルに並んでいる写真が送られていて、どこにそんなエネルギーと時間があるんだろうって・・・

友人が以前に、パートしていたり子どもの習い事に連れて行ったりすごく忙しくしているのに、何もできていない、のような事を言っていて、

「お母さんが存在してくれているだけでも子どもにとってはすごい事だし、それだけでもいいんじゃない?」

と言ったら、彼女はそう言われると一番嬉しいと言っていた。現実的には時間の制約などはあるだろうけど、本当に心からそう思う。


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