18本vs3本のシュート数が物語る攻防【マッチレビュー】バイエルンvsレヴァークーゼン【ブンデスリーガ24-25 第5節】
ブンデスリーガ 2024-25 第5節
日時: 2024年9月29日(日) ※日本時間
会場: アリアンツ・アレーナ
試合結果バイエルン・ミュンヘン1-1バイエル・レヴァークーゼン (HT1-1) (終了1-1)
バイエルン・ミュンヘン:アレクサンダル・パヴロヴィッチ 39'
バイエル・レヴァークーゼン:ロベルト・アンドリッヒ 31'
試合の展開:前半
【BAY バイエルン・ミュンヘン】
序盤からバイエルンがボールを握っていく展開。最終ラインと一列前のキミッヒらが連携しながら両サイドにボールを回し、徐々に蓋をするようにレヴァークーゼンを押し込んでいく。ノイアーもビルドアップに関与していく場面も。 押し込んだあとは、それぞれがフリーな場所に立ってパスを回していく。また、トランジションの対応も早く見事。
【B04 バイエル・レヴァークーゼン】
バイエルンに対し、それほど前から捕まえにいくわけではなく、しっかりとブロックを組んで対応していくレヴァークーゼン。ゴールキックの際には長いボールを飛ばしていくが、バイエルンに回収されてしまい、そこからの展開が図れない。【B04】全体で連携しながらボールを繋いでいくバイエルンに対し、レヴァークーゼンは人起点で捕まえていくことが難しく、押し込まれる展開が続く。ただ、それほど慌てているわけではなく、展開は織り込み済みか、しっかりと構えて対応していく。なお、前半30分までシュートを打てない状況。
【BAY】パスで連携しながら前進していくバイエルンだが、適宜ムシアラの個の質などで打開を図っていく場面も。
【B04 先制 0-1】31分、コーナーキックからのボールはファーサイドのジャカへ、そこから中央のアンドリッヒに渡り、強烈なロングシュートを決めレヴァークーゼンが先制。
【B04】レヴァークーゼン先制後もバイエルンがボールを握っていく展開だが、レヴァークーゼンの縦に素早い攻撃も徐々に見えてくる。
【BAY 同点 1-1】39分、右サイドのケインへのクロスをバイエルンはクリアするが、それをおさめたパヴロヴィッチがハーフボレーで強烈な25mのロングシュートを決め、バイエルンが同点に追いつく。
バイエルンがボールを握る展開ながら、先制はアンドリッヒのスーパーゴールでレヴァークーゼン。しかしその後すぐにバイエルンもアンドリッヒのロングシュートで振り出しに戻す。11人で連携しながら前進していくバイエルンに対し、じっくり落ち着いて構えるレヴァークーゼンという中、個の質も発揮し双方が決めた前半。
試合の展開:後半
【BAY】47分、右サイド ケインから、左サイドからボックス内へ走り込んできたニャブリへのクロス。2度のシュートはどちらもポストへ阻まれる。
【B04】後半はラインを上げ、前からプレッシャーをかけに行くレヴァークーゼン。しかしながら、ボックスまで踏み込める場面は限られ、シュート数も限られている。互いに早い攻めもできる両チームだが、お互いにコースを消して、良さを出させない。
【BAY】引き続きボールを握っていくバイエルン、シュート数は多いがなかなか決定的なチャンスは創り出せず、枠内シュートも少ない。集中力高く守っていくレヴァークーゼン。特にケインへのコースを消して、仕事をさせない。先発してシュート0本だったのは3年ぶりとのこと。
【BAY】83分、ケインは、守備時に自陣内へ戻る際にレヴァークーゼン選手と交錯し負傷交代。今季公式戦10ゴールを記録している不可欠な存在だけに心配なところ。。。
終わってみれば1-1のスコア、バイエルンはシュート18本に対し、枠内3本とレヴァークーゼンが集中力高く守りきった結果。ケインがシュート0本だったように、隙をみせずに抑えるべきところは抑えたという感じ。それはもちろんバイエルンも同じで、後半はレヴァークーゼンがラインを上げて違うアプローチで打開を図ったが、攻撃のチャンスは与えず、セカンドボールの回収も目立った。示唆に富んだクオリティの高い試合でした。
両監督のコメント
ハイライト
スタッツ
選手評価
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