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「noteをやっている書店員」にできること

素晴らしい記事です。

昨年発売された↓の著者・いまがわゆいさんが紹介されています。彼女は書店員兼漫画家。我々の仕事の楽しさと大変さ、そして傍から見ているだけではわからぬ部分を作品にしてくれています。書店員の実態に興味がある方はぜひ。

いまがわさんも言及していましたが、人手不足はどこの店でも深刻みたいです。「必要最低限の作業しかできなくなり、整った売り場作りをすることが難しくなってしまう」「丁寧な対応ができない」というのはホントその通り。セルフレジや検索機を使ってくれるお客さんがどれほどありがたいか。。。

問い合わせが続いてなかなか荷物を出せず、ベルで呼ばれて救援に入ったレジから永遠に出られず、誰も気づいてくれない。気分がささくれだったところで普段ならしないミスをし、お客さんに嫌な顔をされ、上司から小言を言われる。「書店員あるある」のひとつです。実は先日、それが原因でアルバイトがひとり辞めてしまいました。繁忙期の真っ只中に。

誰が悪いわけでもない。だからこそ切なく、そしてやるせなさが募ります。

書店員の仕事は決してきつくて理不尽で給料が安いだけではない。面白いことがいろいろあるのです。それを十分に知ることなく離れてしまう同僚を見送る度に悔しくなります。

ではどうするか? 売り上げを伸ばすことで人件費をカバーするのには限度があります。必要なのは約22%という本屋側の利益率の改善。どうにか業界全体で早急に取り組んでいただきたい。頼みます。そして政府も賃上げを促すなら、併せて中小企業への支援にも目を向けてほしい。

最後に朗報。いまがわさん、なんとnoteをやっています。

書店員でnoteをやっている人、何気にけっこういますよね。面白い記事を集めて書籍化したら何かを動かせるかな、とふと思いました。

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