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「いちばん熱い冬」のススメ

連日寒いですね。

世間も相変わらず気が滅入るニュースばかり。もどかしいです。正しく恐れる、適度に注意する。それだけでいいのに。

こういうときは面白い本を読むか、気持ちが明るくなる音楽を聴いてリラックスしませんか? 

本についてはいつも書いているので、今日は冬になると聴きたくなる名曲をご紹介します。

プリンセスプリンセス「世界でいちばん熱い夏」です。

え、いまは冬? いいじゃないですか。冬に夏の歌を聴いちゃいけないなんてルールはどこにも存在しません。

元々好きなバンド&曲でした。子どもの頃「好きな芸能人は?」と訊かれて「プリプリのキーボード」と答えた記憶もあります。大人になってから阪神タイガースの新井良太選手(現・一軍打撃コーチ)の登場曲として久しぶりに耳にし、また聴くようになりました。

良太選手、カッコ良かったです。

曲が流れる中で打席に入り、主審に挨拶をし、バッターボックスの白線に沿って線を引く。そして大きく構えてフルスイング。甲子園の夜空に舞い上がった白球が歓声渦巻くレフトスタンドへ吸い込まれる。本人はバットを放り投げ、全力疾走であっという間にホームへ。

思い出すだけで涙腺が緩みます。でもこの歌が登場曲じゃなかったら、そこまで心が震えなかったのも事実なのです。

ドラムの富田さんによる詞がまた素晴らしい。特に響いたのは「モノトーンの時間がいつの間にかうばっていった心の中のジュヴナイル とりもどすのよ あなたといっしょに」という箇所。ジュヴナイル。ティーンエイジャーの不良性みたいなニュアンスですよね。

真面目なのはいいこと。政府や上司や先生に言われたことを素直に守るのも。でもこの曲を聴いて「ほんの少し、あの頃の自分を取り戻そうかな」と思いました。何も考えず、ただ好きなものに夢中になれた記憶と共に。 

2022年「世界でいちばん熱い冬」にしませんか?

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