見出し画像

蠕動(ぜんどう)運動を想像するだけで疲れることに共感していただけるだろうか

私,実はあまり食べるのが得意ではない.
こういうと友達からは全力のツッコミがやってくるだろう.

確かに目の前にお菓子が置かれたら,半分は私の胃の中に入るし,
職場にお土産が置かれたら速攻で3個ほど確保しに行く.

前に合コンに行こうとなったときは友達に,
「お腹を満たしとけ」と0次会に連れて行かれたこともある.

確かに食べるには食べるのである.

そもそもなんでこんな食い意地がはっているかと言われたら,
私の父と兄のせいである.

この男二人.一般男性より,まあ食べるのである.
普通の2倍,いや3倍といっても過言ではない.

そんな二人と食事をするとどうなるか.
おかずが目の前から消えるのである.
前なんて1kgのからあげが,15分もかからずなくなくなった.

その経験から
目の前にある食べ物ものは確保しようというポリシーになったのである.

でもそれも目の前にあるときにだけの話である.

一人でいるときは,まあ食べない.

不謹慎かもしれないが,
本当に嫌なときは点滴で栄養を摂取したいと思うときさえある.

準備するのが面倒.それもある.
一人暮らしで自分のためだけにしか作らないのだから,工程をとにかく減らして,とりあえず胃が満たせればいいのではないかとも思う.

でも最近一つ気付いたのだ.
私,蠕動運動を含む,消化する過程を考えるだけで疲れるのだと.

蠕動(ぜんどう、英語: peristalsis)は,筋肉が伝播性の収縮波を生み出す運動である.蠕虫などの体壁筋や,動物体内の消化管などの中空器官で行われる.前者では動物体の移動のため,後者では内容物の移送のために行われる.(Wikipediaより)

食べ物を噛んだらこの咬筋という筋肉が動いて,飲み込んだら蠕動運動によって胃まで運ばれ,胃液によってある程度消化されて,また蠕動運動によって腸まで運ばれて...

そんなことを考えただけで,実際に筋肉を動かしている気になってしまうのである.

そして疲れて,ご飯は後回しになることがしばしば.
流石にダメだと思い,最近は野菜スープの作り置きを準備しているけれど.

ここまで書いて思うのは,基本的にいらないことを考えすぎるタイプなんだと思う.一人でいるから,なおさらそうなりがちである.

早く友達と一緒に,楽しくご飯が食べられる日が来てほしい.
それまでこの蠕動運動との戦いは続きそうである.

ちなみにこの話を誰にしても,は?という言葉しか返ってこない.
お仲間がどこかにいると,ちょっと心強い.

この記事が参加している募集

サポートしていただければちょっと嬉しくなります. うそです.大分嬉しくなります.